全国の農林水産物が減少すると関連産業の減少、消費が落ち込む。最も影響を受けるのが東京都です

「全国の農林水産物が減少すると関連産業の減少、消費が落ち込む。最も影響を受けるのが東京都です」  TPP/WTO/グローバリズム
市民のためのTPP情報のツイートより。

今から大学教員の会の会見、ツイートします。

【試算】静岡大学の土居名誉教授「TPPイコール農林水産業という刷り込み、というか先入観を持っていましたが、第一次のみならず第二次、第三次産業に二倍から三倍への影響を与えることがわかってきました。

修正静岡大学の土居名誉教授「計算していて最近気がついたが、大事なことを忘れていた。

農業、水産業林業、食品製造業の設備投資を出発点に入れるのを見落としていました忘れていました。

農業で生産量が3分の1減ると、トラクターやトラックなどの生産量も3分の1以上に減る。

農林水産業で1兆円、製造業で1兆円の投資が毎年おこなれているが、それが波及すると5兆円になると想像されるが、それも試算に織り込んでいます。

TPPは農業だけの問題ではありません。

農家の所得が減れば、地元の商店街やスーパーでの影響を受けます。

農産物の生産額の影響が3兆、その波及で11兆6000億の影響を受けます。

最も影響を受けるのが東京都です。

全国の農林水産物が減少すると関連産業の減少、消費が落ち込む。

最も影響を受けるのが東京都です。

大阪も大きな影響。

大都市ほど、外部からの影響、農村部からの影響を受けます。

生産が11兆6000億も減るので、家計消費も3兆円減ります。

関税撤廃は、消費者家計にとってはプラスの面もあるが、それを上回るデメリットも大きいということが試算から明らかになった。

東大・醍醐名誉教授「農業経営統計を使った試算を、3つ発表します。

1つは畑作。

2つは酪農王国北海道の酪農農家が関税撤廃でどういう影響を受けるか。

3つは、北陸地方の関税撤廃後の稲作農家に及ぼす影響。

北海道の酪農について発表します。

現状は、トータル戸数6970戸。

100頭以上の大規模農家が20%というのが北海道の特徴です。

酪農のなかでも関税撤廃の影響を受けるのが生乳。

農業純所得は、補助金を除いた所得とします。

農業総所得といいますのは、純所得に補助金などを加えたものとします。

関税撤廃の影響を受けたあと、どうなるのか。

影響を受けるのは生乳。

例えば、20頭未満の農家は、生乳からの収入は関税撤廃前の294万円の収入減となる。

20頭未満の農家は418戸ありますので、20頭未満の農家全体では12億円の収入減少となります。

すべての規模を通して、農業純所得は赤字になり、かつ大幅な赤字になるという試算結果が出ました。

全体で521・5億円。

酪農家。

関税撤廃後、家計収支を試算すると、すべての規模の農家で大幅な赤字になることがわかりました。

頭数100頭以上では、農業総所得の96%減少する。

大規模農家は、生乳に依存し、生乳以外の収入がないことによる。

酪農所得の激減で、年金など農業以外の収入を加えても、大幅な赤字になる。

年金収入を加味しても、家計を維持することが困難であると試算結果から出ました。

規模の集積拡大でTPPを乗り切ろうという議論があるが、信ぴょう性は非常に乏しい。

桜美林大学・三好ゆう氏「畑作について発表します」北海道の畑作について。

①関税の撤廃により主力の芋類、甜菜がほぼ壊滅。

これにより作物収入の減少は2084億円減。

畑作の輪作体系という視点から捉えると、平均で35%残るとされる豆類も地力の低下により農業順所得はさらに減少が予測

北海道を除く都府県についても、作物収入の激減によって、家計を維持していくことが困難な農家が多数出ることが予想されます。

北陸地方の試算について。

東大・醍醐名誉教授「前回、北陸地方の稲作で影響を受けることがわかりました。

追加で北陸農政局にデータをお願いし、届いたのが昨日の午前中。

これを1日でしあげるハードな試算となりました」

北陸地方の農業は、TPPにより畑作・酪農と同様、稲作がほぼ半減、麦類がほぼ全滅する。

その影響で農業総所得は大幅に減少する。

10ha以上の大規模農家でも58%の農業総所得が失われる。

以上、説明でした.以後、記者からの質疑応答となっています。

一部の資料は事前にいただいておりましたが、入手できていない資料もあったため、数字を拾いきれなかった部分は省略してのツイートとなりました。

後日、資料が公開されると思います。

その段階で改めてご案内いたします。

大学教員の会による、今日の発表。

TPPの影響を最も受けるのは、東京都と大阪府など都市圏であるということ。

北海道の酪農は、100頭以上の大規模酪農家で、農業総所得は96・2%失う。

TPP推進派は、「日本の農業は規模を大きくすれば対抗できる」と言っているが、全く根拠がないことが明白に北海道の飼養100頭以上の酪農家というのは、規模の面はもちろん経営感覚も持ち合わせたトップクラスの農家。

その規模で、96%も農業総所得が減るような状況では日本の農業はほぼ壊滅状態になると予想される。

これを補助金で賄うとしたら、国家予算が破綻する。

農家の皆様。

自民党の石破幹事長の話を聞く限り、重要品目の関税撤廃からの除外は確保する気はさらさらない感じですし、農業を守る守ると言ってますが、どう守るかは一切明らかにせず、公約から外した。

今日の教員チームの試算、明日の農業新聞に出ると思いますが、自民党に入れたら農業崩壊の道です。

東大の醍醐先生による試算で、TPPに入ったら北海道の酪農はどんな規模でも経営が成り立たなくなることがわかった。

酪農が主産業の十勝には特に大打撃となる。

そして、日本では新鮮な牛乳が手に入りにくくなる。

北海道産の生乳は主に加工に回り、本州産は主に飲用乳にとすみわけをしている。

しかし一大産地である北海道の酪農が崩壊したら、府県の生乳だけで日本全体の需要を賄いきれなくなる。

生乳は菌が増えるため輸入は難しく、日本では長期保存の超高温殺菌牛乳しか手に入らなくなる危険な事態も想定される。

生乳は菌との戦い。

新鮮な牛乳が商品として出回るためには、酪農家は牛の清潔さを保ち、乳房をタオルで手でふいたりこまめな管理が必要。

だから清潔に管理できない国の牛乳は、菌を全て滅菌するような超高温殺菌牛乳が主流となる。

国産の新鮮な牛乳があることのありがたみをもっと見直すべきだ。

推進派は、TPPで安い農産物が入ってくると言うが、長距離を輸送できる農産物に限られ、輸送できても収穫から日数のたった新鮮ではない農産物。

日本から農業がなくなれば産直、朝どり野菜も消える。

TPP推進派は、お金のことばかりで、想像力を働かせて考えてないんじゃないかと思う。

【TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」は、TPPで11.7兆円の生産額減少を引き起こすとの試算を発表。

食品産業や輸送業などへの影響が大きいため、農林水産物の生産額減少(3兆円)の3倍近い打撃が関連産業に生じる。

関連産業を含めた打撃が最も大きいのは北海道で、1.4兆円の生産が失われる。

次いで東京都の1.1兆円で、これに4000億円台の兵庫県、愛知県、千葉県などが続く。

都市部は食品や肥料、農薬など関連産業が多いため影響額が膨らんだ。

家計所得の減少も、都市部での生産の落ち込みに拍車をかけている。

関税撤廃の所得への影響をみると、農家や企業、従業員の家計所得は総額で4.3兆円減少。

安い輸入農産物の購入による負担軽減は2.5兆円にとどまり、失う所得のほうが大きい。

都道府県別でも、ほとんどで所得が減少すると試算。日本農業新聞

TPP反対の政党は、共産党社民党、生活の党、みどりの風新党大地

緑の党

(ごちゃごちゃ条件つきでごまかしてる党には入れてはいけません。ブレます嘘つきます党)

「ウソつかない TPP断固反対 ブレない」と衆院選で訴えて大勝した自民党が、2週間もたたないうちにTPP推進。

公約違反だという批判も無視して、ガンガン推進。

反対訴えて当選した議員らは、党を割らないように安倍首相直々に圧力かかったらピタリと黙り。

「ウソつくTPP推進ブレる自民党

それにしても昨日のTPP影響試算にしても、マレーシア会合の日本に不利なスケジュールにしても、ほとんど報道されないってのは、日本の大手マスコミの腐敗ぶりに怒りを通り越して呆れる。

Facebookで政権が崩壊する国もあるくらいだから政府とマスコミのひどさを発信し続けたい。

TPP反対の政党は、共産党社民党、生活の党、みどりの風新党大地

緑の党(みどりの風と、緑の党に投票する際は、省略せずに正式名称で!「みどり」とか「緑」だけでは、自民党女性候補にも案分されてしまうという)。

あと選挙まで2日半。

いかにTPPの危険性伝えて、反TPPをしっかり主張する政党の票を増やし、自民党の票を減らすかが、これからの反TPP運動を進める上で、非常に重要になります。

クチコミでご家族、お友達に拡散ください!。

日本を代表する大学の教員900人と、弁護士数百人が、TPPに反対するためにネットワークを立ち上げている。

これこそ日本の良心。

一方、政府も腐敗マスコミも、経済界も全てお金のことしか考えてない。

経済経済って言い換えるが、所詮金の亡者だ。

今回の選挙、棄権が増えるほど、自民党に有利になってしまいます。

棄権するつもりだった方々、TPPに反対でしたら、自民党以外に投票をお願いします。

> 【最重要】TPPに参加したら、安くて安全な食品は口にできなくなり、国民皆保険は崩壊し医療費は莫大な額かかるようになります。そうしたくなかったら以下の中から選んで下さい。 RT @citizen_tpp: TPP反対の政党は、共産党社民党、生活の党、みどりの風新党大地緑の党

ジョシ・フォックス『ガスランドII』、水圧破砕と地震の関連、天然ガス業界の心理作戦活用を語る

マスコミに載らない海外記事   メタボ・カモ


Democracy Now!

2013年7月12日、金曜日

科学者達は、天然ガスラッキングという論議の多い手法、つまり水圧破砕は、これまで考えられていた以上に遥かに強大な地震を引き起こしかねないことを警告している。水圧破砕では、頁岩を破砕して、天然ガスを放出させる為、何百万ガロンの水、砂や化学薬品を、地下深く注入する。木曜日『サイエンス』誌に発表された、世界でも主導的な地震研究所の一つによる新たな研究は、水を地下に注水すると、そうでなければ、地震がおきやすいわけではなかった地域でさえ、危険な地震を引き起こしかねないと警告している。アカデミー賞にノミネートされた監督ジョシ・フォックスが、大いに絶賛され、水圧破砕に関する全国的論争を巻き起こしたドキュメンタリー映画『ガスランド』の続編を発表した頃、新たな報告が出された。新しい映画『ガスランドII』は、ガス業界と政府が、天然ガスを、清潔で安全な石油の代替品として描きだしているのは、かなり疑わしいことを暴露している。彼は、掘削会社が、何人かの元軍隊の心理作戦、PSYOPの専門家をスタッフとして雇い、掘削反対者達に対抗するため、ペンシルベニアで、彼らの知識を活用していることを認めていることも描いている。「大いに失望するのは、アメリカ大統領は、進み出て、気候変動について語り、問題に取り組もうという明白かつ率直な願いを示しているのに、水圧破砕で得るシェール・ガスを強調することで、この計画は、全くまずい計画となってしまうことです。」水圧破砕・ガス採取サイトから放出されるメタンの方が、他の温暖化ガスよりもずっと強い効果があることを挙げて、フォックスは語っている。「石炭から、水圧破砕で得るシェール・ガスに切り換えても、気候温暖化に対する利点など全くありません。ですから、計画というのは、いかにして化石燃料を止め、代替エネルギーに移行するかというものであるべきです。」

番組の文字起こし

これは急ぎの文字起こしであり、必ずしも最終的文章ではない。

フアン・ゴンザレス: 科学者達は、論議の的になっている水圧破砕作業が、これまで考えられていた以上に遥かに強大な地震を引き起こす可能性があると警告しています。水圧破砕では、頁岩を破砕して、天然ガスを放出させる為に、何百万ガロンの水、砂や化学薬品を、地下深く注入します。木曜日『サイエンス』誌に発表された、世界でも主導的な地震研究所の一つによる新たな研究は、水を地下に注水すると、そうでなければ、地震がおきやすいわけではなかった地域でさえ、危険な地震を引き起こしかねないと警告しています。研究では、また長期的な水の注入により、世界の別の場所で発生する地震によって引き起こされる、かなり大きな地震が、現場で起きやすくなるのです。

エイミー・グッドマン: アカデミー賞にノミネートされた監督ジョシ・フォックスさんが、大いに絶賛され、水圧破砕に関する全国的論争を巻き起こしたドキュメンタリー映画『ガスランド』の続編を発表した際に、新たな報告もだされています。新たな映画、『ガスランド・パートII』は、ガス業界が、天然ガスを、清潔で安全な石油の代替品として描きだしているのは、かなり疑わしいことを暴露しています。映画は、水圧破砕されたガス田は、時間が経つにつれ必然的に漏れだし、こうした漏出し、やがて環境を汚染し、住民を病気にし、気候変動を悪化させることを示しています。これが映画の予告編です。


ジョシ・フォックス: 私はジョシ・フォックスです。何千ものガス田を掘削するという最初の提案が、私達になされて以来、5年たちました。アメリカ中で、何千件もの水質汚染、大気汚染や健康障害の例がおきていますが、数字だけで目が眩むわけではありません。


氏名不詳の人: ここで私たちは食べ、眠り、暮しています。これが我が家です。


ジョシ・フォックス: 問題がひつとだけありました。ガス業界が全てを否定したのです。


ガス業界代弁者: 水圧破砕が地下水を損なった実例を知りません。


ジョシ・フォックス: 誰がこの話を語るかという戦いです。


氏名不詳の人: 連中はこれで市街戦をしたいのです。


氏名不詳の人: お金の力を決して見くびってはいけません。


氏名不詳の人: 政府が、企業を恐れているというのは気味が悪いね。


氏名不詳の人: 人々はガス価格に文句を言います。そのうち、水代に倍払うようになりますよ。

エイミー・グッドマン: 『ガスランドII』の予告編でした。映画は今週早々HBOで封切りされました。ジョシ・フォックスの前回の作品『ガスランド』はアカデミー賞にノミネートされました。

ジョシ・フォックスさん、デモクラシー・ナウ!に再登場有り難うございます

ジョシ・フォックス: 有り難う。

エイミー・グッドマン: パートIIでは一体何を発見されましたか? サイエンス誌の地震と水圧破砕との関係に関わる研究の重要性からお話を始めましょう。

ジョシ・フォックス: はい、第一に、地震という点では、新しい映画で扱っているのですが、カリフォルニア州には巨大な頁岩エリアがあり、実際そこでは、過去からの400ヘクタールの油田が、ロサンゼルスの中心、ニューポート-イングルウッド断層線の真上で、掘削され、水圧破砕されているのです。地震研究では、地球の反対側の遥か彼方の地震が、連中が注入井を設置している場所で、より大きな地震を引き起こしかねないことを示しています。注入井は水圧破砕廃棄物用に使用されているのです。水圧破砕は、膨大な量の廃水を生み出します。ガス田一カ所につき、760万から、3400万リットルの液体と水で水圧破砕すると、その液体は戻ってくるので、何とか処分しなければなりません。業界には、これを一体どう処分すべきか考え出すという大問題がありますから、連中はそれを地下に注入して戻しています。報告書に書いてあるのは、断層線は、注入井で注入される過程で、非常に応力を受けるというのです。報告書は、水圧破砕自身が、小規模地震を引き起こし得るとも言っています。

フアン・ゴンザレス: ジョシさん、あなたの最初の映画は、映画の一部、特に今や伝説的となった、人々の家で蛇口が燃える部分の信頼を損なおうとするかなりの取り組みを引き起こしましたね。あなたの作品の信頼を損なおうという業界の取り組みについてお話願えますか?

ジョシ・フォックス: はい、石油とガス業界は、映画や、映画に出た家族、映画に出た科学者達を、映画が公開されて以来、攻撃しています。過去三年間ずっとですし、連中は、この新しい映画もまた攻撃しています。これら連中の戦略を見ていると、実に意気消沈します。否定、否定、否定であり、金をばらまいて政治家達を感化しようとし、マスコミに実に莫大な金を投じて、百万から二百万の新しいガス田を掘削するのは素晴らしい考えだと、アメリカ人を説得しようとしているのです。これは予測です。石油・ガス業界は、カリフォルニア州フロリダ州を足した全面積よりも広い土地を借りており、つまり掘削作戦が行われているこの34州に隣接する土地の多くも影響をうけるわけで、この面積の二倍の可能性があります。連中が言っていることは、気候科学を攻撃するのと同じやり口で、実に衝撃的です。こうした物事の一部は作り話です。実際には真実ではないのです。これは実際、科学に対する、この問題が過去三年半、報じられてきたことに対するあからさまな攻撃です。彼らは、我々が知らない背後で、ある種卑劣なことをしていることを彼ら自ら暴露したのです。

エイミー・グッドマン: ジェレミア・ジーの話をしましよう。彼の名前の発音はこれで良いでしょうか?

ジョシ・フォックス: そうですね。

エイミー・グッドマン: ペンシルベニア州のティオガ・カウンティで、ガス掘削用に、シェル・アパラチアに貸された土地の隣に暮らすというのはどういうことかを説明しています。


ジョシ・フォックス: 汚染物質は、彼の土地へと流れ出て彼の池を駄目にしています。地下で、メタンが井戸に入り込んでいるのです。


ジェレミア・ジー: なんてこった!

エイミー・グッドマン: クリップはジェレミア・ジーが、自宅の水道水に火を点ける場面で終わっていましたね。

ジョシ・フォックス: はい、これは非常に良くあることです。ガスは、こうした漏れているガス田から帯水層に、更に人々が利用する地下水に入り込みます。

エイミー・グッドマン: ジェレミア・ジーさんはここで彼の水の状況を説明しています。


ジェレミア・ジー: 数分で、一体なぜ私がカメラを持った人とここにいるかと尋ねる電話が、数分の内にかかってきますよ。明快な"新鮮な水"という単語が、意味するはずのものではないと言われるのですよ。新鮮な水というのは、この場所にとって新鮮なだけです。ここに流れてきて、水圧破砕用のタンクに使われている全ての水は、どこか違う場所で既に使用されたものなのです。

エイミー・グッドマン: ジョシ・フォックスさん、業界が地域社会にどう対処しているのかお話ください。『ガスランドII』には、業界の人々がお互いに話している音声、軍隊をどのように活用しているか話していたり、あなたや反撃する人々を、いかに武装反抗勢力と見なしているかということを話している驚異的な場面がありますね。

ジョシ・フォックス: ええ、これは環境保護団体のアースワークスで働いているテキサス・シャロンという名のブロガーが、石油ガス業界の大会に参加して、あらゆるひどい広報戦略と、それにいかに対処するかについて議論しているのを録音した音声です。連中がしようとしているのは、イラクアフガニスタンから新たに帰還した元PSYOP士官、心理作戦士官を、現地の法律を作るため、現地の土地所有者達を分裂させるための手口を開発する為に起用している様子を説明しているのです。レンジ・リソーシズのマット・ピザレラが、それについて話しています。次に、チェサピークが、土地所有者の様なガス業界に反対する人々、今ご覧になったジェレミア・ジー等の連中を、武装反抗勢力だと話しています。別の巨大な石油会社アナダルコの、ある広告代理店の広報担当者は、彼らが実際にすべきことは、内乱対策マニュアル、イラクアフガニスタンの反乱にいかに対処するかに関する300ページ余りの本をダウンロードだと言っています。これは戦争についての話ですから、そういうものを見るのは実に衝撃的なことでした。

ところが、それが、マスコミでは、実にあからさまに、広告を買うという戦略と同調しているのです。TVを点ければ、多分この番組を除いて、天然ガス業界の広告を見ずには済みません。科学の信用を傷つけようとする為に撒かれる、非常に明白な、論説や同様のブログ記事もあります。大半の場合、業界自身がでっち上げた科学ですが。タバコ業界の脚本を見倣っているのです。タバコ業界は、何十年もエセ科学のスポンサーをしており、マスコミの中で、タバコが人々にとって有害か否かを巡る疑念を生み出そうとしているのです。戦略は、ヒル & ノールトンというが編み出したものです。アメリカの天然ガス連合は、2009年に、同じ広告会社を雇ったので、この掘削が水を汚染するかどうかを巡って、マスコミ上で、エセ議論を生み出し、疑惑を生じさせるという同様の戦略を目にしているのです。

フアン・ゴンザレス: ジョシさん、元ペンシルベニア州知事、初代の国土安全保障省長官で、天然ガス業界の率直な支持者トム・リッジの話をしたいと思います。リッジは、天然ガスは、経済安全保障と、エネルギー自立の問題だと言います。コルバート・リポート・インタビューでの彼のクリップを見たいと思います。


トム・リッジ: エネルギーの点で、雇用を生み出すという意味だけでなく、アメリカをより安全にする、外国の天然資源への依存を減らすという意味でも、アメリカにルネッサンスをもたらすことができると私が考えているものが、ペンシルベニアの地下に眠っているのです。それで私の仕事、業界のコンサルタントとしての有給の仕事は、きちんと、ペンシルベニアとして、その資源を活用し、その資源を開発し、職場の安全、環境的に適切な原則に調和する形で、ペンシルベニアで大量の雇用を生み出し、外国の燃料資源への依存を減らせるようにすることです。

フアン・ゴンザレス: ホストの、スチーブン・コルバートが、トム・リッジに、燃える水の現象について質問しました。これがリッジの答えです。


トム・リッジ: 毎日、一部は、不安定だったり、非友好的だったりする国々、外国に何十億ドル支払いたいのかどうかです。石油を増産しないと決定するような一連の国々の一連の指導者を望むか否かの問題です。つまり、アメリカの石油価格は天井知らずに上がります。経済的安全保障の問題です。国家安全保障の問題です。

フアン・ゴンザレス: 元ペンシルベニア州知事で、天然ガス業界の率直な支持者、トム・リッジです。

ジョシ・フォックス: トム・リッジは、マーセラス・シェール連合の首席スポークスマンとして、900,000ドルの契約で働いています。同じ頃に、国土安全保障局が、もちろん、トム・リッジは初代国土安全保障省長官ですが、ペンシルベニア国土安全保障局が、実際には事実無根なのですが、反水圧破砕団体を、環境テロリスト容疑者としてリストにあげた公報を警察に回覧し始めているのに気がつきました。これまで全く暴力行為などおきていません。こうしたものは民主的に組織した人々の団体です。ところが国土安全保障局が、実際、こうした公報を、直接、マーセラス・シェール連合や、他のガス業界ロビイストや利害関係者に回覧していることが発覚したのです。これはペンシルベニアでスキャンダルになり、国土安全保障局のトップ辞任に至りました。しかしトム・リッジや多数の、三代連続のペンシルベニア州知事、トム・リッジ、エド・レンデルと、現職のトム・コルベットは、ガス業界と深いつながりを持っていて、こうしたつながりを、マスコミには明かさずに、水圧破砕や掘削擁護を推進しています。パブリック・アカンタビリティ・イニシアチブによる"ペンシルベニアにおける、水圧破砕と回転ドア" と称する報告書で、規制当局と民主主義そのものが、市民から奪い取られてしまっていると表現する状態になっています。そして、この新しい映画が、それを実際に、辿り、問うている問題なのです。映画は、一作目の映画では、沢山の人々がその家庭の水を燃やす様子を映していました。本作は我々の民主主義を燃やす天然ガス業界についての映画です。

エイミー・グッドマン: しかも業界だけの問題ではありませんね。ご指摘の通りトム・リッジは元国土安全保障省長官で、元ペンシルベニア州知事で、エネルギー業界に代わって発言すべく給料を貰っています。しかしオバマ大統領もです。先月、大統領は、地球温暖化に関する演説をし、天然ガス掘削を称賛しました。ビデオ・クリップを見ましょう。


バラク・オバマ大統領: 我々は益々多量の国内石油を生産していますが、より清潔に燃焼する天然ガスも、世界中のどの国より多量に生産しています。時として、天然ガスについての議論もありますが、こう申しあげたいと思います。第一位の天然ガス生産国として、我が国の立場を強化すべきです。なぜなら、中期的に、少なくとも、安全で安価な電力を提供できるだけでなく、炭酸ガス放出削減にも役立ちます。

エイミー・グッドマン: オバマ大統領でした。

ジョシ・フォックス: オバマ大統領は、"水圧破砕"という言葉さえ使わずに、劇的に、輸出用にも、世界中で、シェール・ガスと水圧破砕を、世界中で推進する主導権を擁護しています。大いに失望するのは、アメリカ大統領は、進み出て、気候変動について語り、問題に取り組もうという明白かつ率直な願いを示しているのに、水圧破砕で得るシェール・ガスを強調することで、この計画は、全くまずい計画となってしまうことです。計画は二酸化炭素に焦点をあてており、地球温暖化の可能性を計算する方法は、二酸化炭素換算であり、そして、こうしたサイトから莫大な量で漏出しているメタンは、超温暖化ガスなのです。メタンは大気中で、CO2よりも、百倍も強力な効果があるのです。もしも1パーセント以上のメタン漏洩があれば、ガスを二倍燃やすようなものです。現場では、メタン全生産量の7から17パーセントが大気に漏れだしています。石炭から、水圧破砕で得るシェール・ガスに切り換えても、気候温暖化に対する利点など全くありません。ですから、計画というのは、いかにして化石燃料を止めて、再生可能なエネルギーに移行するかというものであるべきで、我々の知っているもので、現在の技術で、世界にエネルギーを供給すべきなのです。ところが、この政権は。

エイミー・グッドマン: 何がそれを止めているのですか?

ジョシ・フォックス: はい、この政権は天然ガス業界と頻繁に会合しています。我々は知っています。連中の政策推進に影響されているのだと思います。それで、我々が現在行っているのは、オバマ大統領への請願です。"どうか、映画に出演している家族や科学者や技術者達と会って下さい。論証をする機会を下さい。同じ時間を下さい。" 大統領の職務は大企業とだけ会うというものではありません。彼は、こうした巨大な掘削作戦によって苦しんでいる何千人もの象徴のような人々と会い、彼らの発言を聞くべきなのです。それで、我々は、そうした書状を、ホワイト・ハウスや、副大統領や、エネルギー庁長官ヴァレリー・ジャレットに提出し、これを極めて公的に、"水圧破砕で得るガスを推進し、擁護し、同時に、気候変動に対処しようとするのは不可能です。それは政治的矛盾です"と主張しています。

フアン・ゴンザレス: 市民について言えば、ニューヨーク州では、実に熱心で、大規模な大衆運動が継続していて、 実際にクオモ知事がしたがっていること、つまりここで、水圧破砕を推進しようとするのを、多数の人々が防いできたのです。

ジョシ・フォックス: ニューヨーク州は、他の州ではしていない、きわめて珍しいことをしています。彼らは民主主義を活用しているのです。彼らは環境影響調査を行いましたが、環境影響調査るは、コメント受け付け時期があります。ニューヨークっ子達が、コメント受け付けに殺到したのです。最新のコメント・レビューでは、ニューヨークっ子達から、204,000件のパブリック・コメントがありました。これは前代未聞です。水圧破砕以前の問題の環境影響調査に対する実績では、コメントは千件でした。ですから、ニューヨークの人々による民主的な参加が殺到しているわけでして、そして、それが地球上で最も強力な業界を止めたのです。もちろん、まだ解決したわけではありません。しかし、人々はニューヨーク州民や、市民参加を可能にさせたニューヨーク州の対処ぶりを、お手本として見ていますから、これで世界中の人々が同じことをするよう元気づけられたらと願うばかりです。

エイミー・グッドマン: 別の地域の話で終わりにしましょう。これは、『ガスランド・パートII』の抜粋で、テキサス州、ワイズ・カウンティのリサ・パールさんが天然ガス掘削が住宅の近くで始まって以来、一家の健康がどのように悪化したかを説明しています。


リサ・パール: 娘です、ご覧ください。顔中、発疹だらけです。鼻血がでます。ボブも鼻血がでますし、喉が焼けるように痛み、目が焼けるように痛みます。私も発疹がでました。頭皮中にでました。体中に出ました。文字通り足の裏まで。喉も良く腫れます。あえぐようになりました。どもるようになりました。よろめくようになりました。顔面神経麻痺になったかの様に、顔の左側がつっています。

エイミー・グッドマン: 『ガスランド・パートII』の抜粋でした。HBOで今週早々封切られました。VODでみられます。ジョシ・フォックスの前回のドキュメンタリー『ガスランド』はアカデミー賞にノミネートされました。ジョシ・フォックスさん、ご出演有り難うございます。

ジョシ・フォックス: グッドマンさん、ゴンザレスさん、どうも有り難うございます。

記事原文のurl:www.democracynow.org/2013/7/12/josh_fox_on_gasland_part_2