アンパンマンの、のたまう「アンザス条約」とは、、、

岩下俊三のブログ

ただの軍事おたくがアメリカまで行ってきいたような口を叩いているらしい。何も知らないくせに「アンザス条約」を持ち出してどうしても集団的自衛権を正当化したいらしいが一知半解なことを軽々にいうべきではないとおもう。

いうまでもなくアンザスとはAustralia, New Zealand, United States の頭文字ANZUSを棒読みした安全保障条約(Security Treaty)であるが、この成立の過程で建前は「反共」的なアングロサクソン同盟であるとしているがオーストラリアなどは日本警戒網のための軍事同盟だと信じていたのである。つまり当初の本音は反イエローモンキー英語圏同盟でもあったのだ。

さらに「核」を巡ってニュージーランドに異議があり、すったもんだの末、実質米豪軍事同盟となったものである。

ところがアンパンマンはこれに言及することなく三カ国の集団安全保障体制のようなニュアンスにしているのである。「アンザス条約」の成立過程を知ってか知らずか本人に確かめていないのでわからないが、国民が知らないと思ってバカにしている。

石破!バカはお前なんだよ!!!


いずれにしても彼らの言う積極的平和主義とはいつでもどこでもどんな国とでも、戦争ができるとうことに他ならない。アメリカという世界の警察官の一部を肩代わりしようといものだ。それはそれで安倍や石破が個人的にアメリカのポチでこざいというのは勝手だがすくなくとも法治国家である日本の憲法をどう読んでも時の政権の解釈でぶっ放していいとどこにも書いてないのだ。

それどころか、、

「戦力を保持しない」というのだから集団的自衛権を「行使」するなどもってのほかである。

だから内閣支持率が高いというのだから堂々と憲法を改正してやりたいようにやればいいと思う。どうせ何をやっても自民ナンミョウ政権は盤石なんだから。

それとも、、

事実上法治国家でないから、お飾り憲法も権力を規制している立憲主義なんていらない。ただの建前なんだから、いろんなことを言ってごまかせば国民は絶対ついてるはずだとタカをくくっているのかもしれない。

事実、お札を印刷し続ければ景気が良くなると大半が信じているのだら集団的自衛権なんてチョロイと彼らが思っても仕方がないのかもしれない。


例の僕の尊敬する妖怪人間紫ババアさんのいうとおり「ドアホノミックス」がここまで来るともう歯止めはない。「ドアホノミックス」という印籠の前では、治安維持法や武器拡散や個人情報管理が秘密保護法や防衛装備移送や日本版NSCと言い換えられて睥睨させられるのだから集団的自衛権行使容認だって「一種のアンザス条約」みたいなものだと言ってごまかされてしまうのだろう。

愚民を持つと権力は楽である。マスコミに会食させるついでにお足をにぎにぎさせるだけで国民がついてくるのだから安倍政権は不動だ。

ひょっとしてもしかして、、、

その「お足」の原資が消費税だったりして?