2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

着々と一直線で進む「地獄への途」

黄泉の国から 「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル 将棋の世界ではいくら「へぼ」でもすくなくとも一手ぐらいは先を読む。当然予想される展開は当然予想されるからである。ところが政治の世界では何らかのゲーム以外での「利」を求めて一見誰にでも…

本澤二郎の「日本の風景」(1285)

<東芝の素顔>(その十四) 昨夜、息子が夕食を作ってくれた。夕食の際、情報通の長男が社民党の参院選向けポスターのことを口にした。「バックに福島3号機のきのこ雲が出ていた」というのだ。確かめたわけではないが、事実とすれば迫力のあるポスターに違…

大虐殺と二重思考のオーウェル風戦争国家

マスコミに載らない海外記事 メタボ・カモ ノーマン・ソロモンGlobal Research2013年4月17日ボストン・マラソンで、あれほど酷く人々を殺害し、障害を負わせた爆発の後、アメリカの政治とマスコミは心からの思いやりと、ジョージ・オーウェルが“不都合になっ…

本澤二郎の「日本の風景」(1283)

<東芝の素顔>(その十三) 原子炉メーカーの周辺はきな臭い。核のゴミの処理は不可能だ。そのことで原発保有国は苦悩している。原発ゼロを打ち出しているドイツでも、打つ手も無く困惑している。廃炉と核ゴミの処理に空前の血税と時間を要する。それでも継…

本澤二郎の「日本の風景」(1282)

<靖国参拝と主権回復の日が意味するもの> 在京の外国特派員が、安倍内閣の靖国参拝と主権回復の日について、以下の取材をしてきた。この二つは、文字通り安倍政権の特徴を象徴する事例である。過去に靖国参拝を強行した中曽根内閣、小泉内閣が存在したが、…

革命家?松田龍作カニコウセン「蟹工船」

黄泉の国から 「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル それぞれの立場は違えども、その幼稚さと硬直なわりに脆いところがそっくりで、期せずして東アジアの崩壊を予感させるべく出現した二人の大ばか者はますます似てきたと言わざるを得ない。そしてそ…

二都物語

マスコミに載らない海外記事 メタボ・カモ wsws.org2013年4月23日4月15日のボストン爆破は依然アメリカ・マスコミの中心だ。ボストン毎年恒例のマラソンのゴール付近における二度の爆破で三人が亡くなり、170人以上が負傷し、重傷者は多い。しかし、より恐ろ…

ボストン・マラソン爆破事件

マスコミに載らない海外記事 メタボ・カモ 2013年4月19日 Paul Craig Roberts読者の皆様に多くの読者の方々が、ボストン・マラソン爆破事件とそれに続く出来事に関する私の意見を聞きたいと言っておられる。これほど多数の方が、これほど多くの問題について…

東北論

内田樹の研究室 ご近所の灘校の文化祭で東北研究のパネル発表をするということで、インタビューを受けた。なかなか白熱したインタビューで、「東北とは」という切り口でものを考えたことがあまりなかったので、新鮮だった。 インタビュアーは高校生。―まず先…

本澤二郎の「日本の風景」(1279)

<東芝の素顔>(その十二) 原発メーカー・原子炉メーカーは、どうみてもまともな企業とはいえない。日本国憲法の精神である平和・人権の主義に反している。日本は戦後を生きるために、外交も何もかも、人類に奉仕することを約束した、そう認識したはずであ…

本澤二郎の「日本の風景」(1277)

<東芝の素顔>(その十一) 日本の原子力ムラは無力そのものである。政府も打つ手などない。必死で水をぶっかけるだけだ。そこからの大量の高濃度の汚染水の処理もズサンだった。地下水や海水へと流れ込んでいることが、最近になってわかった。東電にまとも…

知識人の裏切り

マスコミに載らない海外記事 メタボ・カモ 2013年3月31日 TruthDig.comChris Hedgesイラク戦争開始10周年を迎えるにあたって、パワー・エリートによる歴史の書き換えは、痛々しい程、明白だった。戦争に反対していなかったのに、反対したと主張する者もいる…

“もうひとつのアメリカ史”: オリバー・ストーンとオバマとベトナム戦争

マスコミに載らない海外記事 メタボ・カモ 2013年1月11日Counterpunchマイケル・D・イェーツオリバー・ストーンのショウタイム・シリーズ番組「もうひとつのアメリカ史」は私がこれまで見た大手テレビ番組の中で最もラディカルなものだ。目を見張るような場…

本澤二郎の「日本の風景」(1272)

<安倍晋三・屈米派の虚実> 安倍内閣は、4月12日にTPP交渉参加に向けた日米の事前協議に合意して、新たな不安を列島に撒き散らしている。TPPを推進する財閥とワシントンの意向を、急いで強行処理している。世論の反発を軽視している安倍である。な…

本澤二郎の「日本の風景」(1268)

<東芝の素顔>(その十) 史上空前の東電福島原発事件に対して、知らぬ半兵衛を決め込んでいる原子炉メーカーが、この日本に存在していることに驚愕するばかりである。この連載を始めた動機の一つだ。原子力ムラは経済産業省の悪魔の心を持った官僚ばかりで…

本澤二郎の「日本の風景」(1267)

<東芝の素顔>(その九) 無知な国民に幻想を抱かせて、改憲軍拡を強行する、という財閥主導の安倍路線が明確になってきている。いつの世も、どこの世界にも大衆は無知である。本来、そこを議会と新聞テレビがカバーをするものだが、今の日本はそれが逆転し…

本澤二郎の「日本の風景」(1264)

<東芝の素顔>(その六) 世の中が、とてもきな臭くなってきている。過去を知る日本人は既に感じ取っている。宇都宮徳馬は、それゆえにいち早く「平和と軍縮」に取り組んだ政治家だった。確か同じくリベラルな小坂徳三郎は、中曽根バブル崩壊とその後の莫大…

真実は攻撃的だ

マスコミに載らない海外記事 メタボ・カモ Paul Craig Roberts2013年3月31日アメリカでは、真実は攻撃的だ。人が真実を語ると、攻撃的だとされる。私は攻撃的だ。マイケル・ハドソンは攻撃的だ。ジェラルド・セレンテは攻撃的だ。ハーマン・デイリーは攻撃的…

アンジェリーナ・ジョリー: 美しい馬鹿者、そして、けだもの

マスコミに載らない海外記事 メタボ・カモ Finian CUNNINGHAM2013年3月31日アメリカ人アイドル女優で、最も出演料の高い俳優の一人、アンジェリーナ・ジョリーは、妖艶な美貌と妖婦的存在感で有名だ。彼女は危険な女性で、感情を押し殺し、機知に富んだ脅威…

学校教育の終わり

内田樹の研究室 大津市でのいじめ自殺、大阪市立桜宮高校でバスケットボール部のキャプテンの体罰自殺など、一連の事件は日本の学校教育システムそのものがいま制度疲労の限界に達していることを示している。 機械が壊れるときは、金属部品もプラスチックもI…

本澤二郎の「日本の風景」(1263)

<東芝の素顔>(その五) 東芝パソコンのせいか。昨日の原稿の一部が消えてしまっていた。本日追加挿入することにした。海外での安い部品を調達した東芝パソコンに問題があるのか。それとも原子炉や武器弾薬の製造に熱中しているための手抜きなのか?我が家…

本澤二郎の「日本の風景」(1262)

<東芝の素顔>(その四) 反体制派で学生時代を送った読売のドンである。それが一転、左翼から右翼へと正反対の側に転身した。ナベツネだけではあるまい。左翼にも問題があったのだろう。それはいい。しかし、左から右へと極端に思想的転換をし、それを公的…

本澤二郎の「日本の風景」(1261)

<東芝の素顔>(その三) 安倍内閣は、自民党史上きっての改憲・反共・極右路線を踏襲している。不正選挙疑惑の12・16総選挙における選挙公約が、わかりやすく言うと、平和憲法を踏みつぶして戦争の出来る再軍備・軍国主義化の日本に改造する、というも…

本澤二郎の「日本の風景」(1260)

<東芝の素顔>(その二) 東芝の暴走ぶりは、東電福島原発事件で原子炉製造責任者として負うべきなのだが、2年も経っても、国民の前に姿を見せようとしない、謝罪も反省も見せない、それどころか原発再稼働と原子炉輸出に向けて、安倍内閣を背後から操作し…

本澤二郎の「日本の風景」(1259)

<不条理の横行> 主権者の1票が、ずっと侵害されてきている。とうとう司法が怒りの判決を相次いで下している。不正選挙疑惑も出ている昨年の12・16総選挙には、違憲無効の判決も出た。要するに、議会も政府も正統性を有していないのだ。関係者は抜本改…

本澤二郎の「日本の風景」(1258)

<東芝の素顔>(その一) 3・11大地震で史上空前の放射能事件を引き起こした東電福島原発、俄然、原子炉メーカー・東芝が注目を集めている。なんらかの責めを負っているのだろうか。負うどころではない、社長の佐々木則夫は安倍・官邸にもぐりこんで、原…