北方領土

北方領土:防衛・外務・官邸キャップ経験の産経記者と論争:孫崎 享氏」  憲法・軍備・安全保障
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北方領土:昨日福岡市で講演。


後食事で、防衛・外務・官邸キャップ経験の産経記者と論争。


先方発言


「外交官の仕事は国益を最大限実現すること。


貴方はこれに反する。


かつヤルタ協定等条約でもないものを根拠にするのはおかしい」。


私の反論


「専門家として発言するなら事実を学んで発言したらどうか。


私の『日本の国境問題』位読んだら。


ポツダム宣言で日本“領土を本州、北海道、四国、九州。他は連合国側が決める物”で合意。


ついでサンフランシスコ講和条約で日本は千島を放棄。


この時、吉田首相は国後・択捉を南千島と説明。従って国後・択捉は放棄の中に入るのは明白。


放棄した千島がどこに属すかは連合国間の問題。


ソ連参戦を望む米国が対価にソ連に千島を供与がヤルタ協定


トルーマン大統領はスターリンに書簡でソ連の千島占領に合意。(法的根拠の薄い)領土の主張が一番の国益ではない。


独の態度を見て見よう。


アデナワーはソ連との交渉で領土を懸案にせず。


しかし長期的に放棄した訳でない。


現下の外交で何を獲得するかが重要。


その後独はソ連の脅威を排除し、ソ連との貿易では一番目か二番目。


他方日本はどうか。


十三番目程度。


日本の経済力でいけば独の地位にいてもおかしくない。


政府・マスコミ総動員で北方領土については歪んだ歴史を国民に説明。」


日・台湾関係:台湾しばしば訪問の国会議員


「かって世界で最も親日的なのが台湾と言われた。昔は日台双方に重視する強い勢力。今、台湾内で対日重視勢力ほとんどなし。馬英九総統は選挙後明白に中国寄りのシフト、この過程で日本を重視する政策はとらない。日本・台湾関係はますます薄くなるだろう。」