生身の人間がなんとか作業出来そうなのは300年後

「生身の人間がなんとか作業出来そうなのは300年後の70ミリシーベルトだったでし:ハッピー氏」  原子力・核問題
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> 原発作業員の健康支援に“格差” http://nhk.jp/N43X6HV7 #nhk_news

ただいまっ(^O^)今日は早く帰れたでし。

さっきリツィートした内容、厚労省はやっぱり変えないんだって思ったでし。

これから先の作業は建屋内の高線量作業が主体で年間50mSv、2年間で100mSv被曝する作業員が相当出るはずなんだけど…「通常と同じようにっ」てやっぱおかしいでし。

昨日オイラ炉内の状況は進展してないってつぶやいたんだけど、今日はちょっと計算してみたでし。

いま1号機〜3号機の炉内は燃料が溶け落ちてペデスタル地下に溶岩のように固まってる状態だと思われるでし。

この固まってり燃料の事を燃料デブリって云ってるでし。

たぶん今後の報道でも燃料デブリって言葉が出てくるはずだから覚えててね。

で、この燃料デブリを10年後から取り出すべく国も含めチームを組んで、今色々な対策を考えてる段階でし。

その対策を考える前に色々な調査をしなきゃならないんだけど、これがほとんど進んでないんでし。

一番知りたいのは炉内の溶けた燃料がどのような形でどの場所にどれ位あるのかなんだけど全然わかんない。

あともう一つ知りたい大事な事は、圧力容器のどの場所からどの位の亀裂や穴が空いてて水が抜けてるのかそれは何カ所あるのかなんだ。

二つを把握しなきゃ燃料取出しなんて出来ないんだ。

燃料デブリ取り出す計画するには、まずこの二つの事がわからないと具体的な計画ができないんだ。

燃料デブリ取り出すには格納容器の蓋を開けてオペフロから作業するんだけど、そのオペフロも作業出来る状態になるまで現況から判断すると10年以上かかると思うんだ。

オペフロで作業するためにはオペフロの線量を下げなきゃならないんだけど、いま格納容器中心で高い場所だと800mSv/h位あるんだ。

この線量を下げるには格納容器内を水で満水にするのが不可欠。

そこで、まず格納容器内の水が漏れてる場所を把握して塞がなきゃ先に進めないのでし。

格納容器の穴や亀裂もどうやって塞ぐか今のオイラには想像つかないでし。

簡単な場所ならいいけどたぶん高線量だろうし、手の届かない場所かもしれないし…。

難題いっぱいあるけど格納容器を満水に出来たとしたら、いよいよ燃料デブリ取り出しでし。

オイラここまでで10年は無理だと思うでし。

この燃料デブリ取出し方法は次の機会にして、とにかく初めの二つをなんとか調査しなきゃ進まないのに、まだそこまで行ってないんでし。

調査するにも線量高過ぎてなかなか思うように作業出来ないし…。

線量下げるための建屋内除染もまだ具体化してないし…。

今1号機は炉内の中を調査する準備工事をやってるでし。

2号機はよく見えなかったけど、1号機はそれを踏まえて改善してるはずだから上手くいって欲しいな。

あと2号機も代替温度計の作業やってるけど、こちらも焦らず上手くいくといいな。

作業員の皆さん被曝量多いけど頑張ってるでし。

2号機の炉内温度計は残り一個になってしまったし…。

でも焦らずに確実に作業して欲しいでし。

あっ!最初に話した計算の事忘れてたでし。

いま炉内の線量でわかってる最高値は2号機の約72シーベルトでし。

たぶん他号機も80シーベルト前後でし。

燃料自体はこの100倍あるけど…。

で、この72シーベルトで計算するとセシウム137の半減期が約30年だから廃炉工程60年経っても18000ミリシーベルトあるんだよ。

それで30年毎計算したら生身の人間がなんとか作業出来そうなのは300年後の70ミリシーベルトだったでし。

70ミリシーベルトでも相当高いけどね。

オイラ辻さんの人間塾でも話したけど今の技術と現況では燃料デブリ取り出しはまず無理と思ってるでし。

国も東電もある程度調査したら石棺する方法検討に入るんじゃないかな。

炉内はコンクリートまたはガラス固化して線量低下するのを待つしかないかも…。

炉内は石棺し手を着けず、その間に廻りの解体(こっちも大変だけど)を進めたり、新たな技術開発やロボット開発をして炉内解体技術が確立させてから廃炉作業を安全確実に行うべきでし。

廃炉作業はとにかく安全にできる限りリスクを減らしてやるべきで作業員の無駄な被曝を減らすべきでし。

300年後には世界から原子力が全てなくなり新しい安全なクリーンエネルギーが出来てるといいな。

でわでわ。