TPP・プラザ合意は貴重な経験
「TPP・プラザ合意は貴重な経験、米国に追随する、それが如何に危険か:孫崎 享氏」 TPP/WTO/グローバリズム
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TPP・プラザ合意。
TPP、米国どう出るかは過去の米国行動を学ぶ必要あり。
今日の日本経済不信の源の一つは1985年のプラザ合意にあります。
円高の方針が決まります。
以降、今日まで円高が続きます。
ベーカー財務長官は日本の対米輸出を抑えることを明確に意図して実施しています。
プラザ合意前・6月来日時、ベーカーは中曽根首相、竹下蔵相の合意を取り付けます。
大場財務官等大蔵官僚も同意します。
一ドル二四〇円だったのが一年後に一四〇円までになります。
問題は一四〇円ということになるという見通しを持っていたか、持っていないのです。
せいぜい二〇〇円程度に収まるだろうと、米国の怖さを充分に認識していないのです。
厳しい見通しがなければ当然、それがどんな深刻な影響を与えるか、解りません。
日本の企業は日本国内では輸出できないと海外に出て行きました。
日本経済の空洞化が始まったのです。
これらが予測出来なければ抵抗等ありません。
米国のいう通りに追随する、それが如何に危険なものを持つか、そして一端合意し気付いても円高基調を日米間で修正をすることが出来ませんでした。
プラザ合意は貴重な経験を示しています。
何故プラザ合意を日本国民が知らないのでしょうか。
国際金融問題は大蔵官僚が独占し、他に知らせないのです。
勿論自分達が如何に深刻な失敗を行ってきたかは知らせません。
中曽根、竹下氏等は自分達が何故失敗したかを語りません。
TPPは日本の曲がり角です。
外務・経産官僚や政治家やマスコミは本来如何なる−が来るか深刻に検討すべきなのです
> 池田香代子 プラザ合意で円高になったら仕事や暮らしはどうなるのか、不安が蔓延している中、TVは「自国通貨が強い事は国が強いという事」「今までは高嶺の花だった珍しくて美味しい外国の食品が安く買えるようになる」と繰り返してました。あれは一種の洗脳でした
円高:世界各国の経済最優先課題は雇用をどう確保するか。
強い米国のイメージ創設。
その米国が何故、強引にドル安、円・マルク高に行ったか。
独は欧州共通通貨で独通貨高回避。
円のみ高く想定。
これがアジア通貨との関係で不利。
しかし円高修正、米国の圧力で出来ず