日本は一体どの国を“守る”つもりなのか

「日本は一体どの国を“守る”つもりなのか?:孫崎 享氏」  憲法・軍備・安全保障
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日米関係:中国には言われたくない。

中国がいうから嘘だろうと思う人もいるだろう。

しかし、次の指摘が正鵠を得てないか考える必要がある。

4日人民網

「日本は一体どの国を“守る”つもりなのか?米国は自らの経済力の下降に伴い、同盟国に一層の“責任”分担を求めるようになっている。

アジアでは台頭を続ける中国の挑戦に対処するため、軍事力の配備に拍車をかけて、中国の海外進出の封鎖を点から網へと拡大。

また、「中国脅威論」をしきりに煽り立て、離島作戦能力の強化を支援するとの理由で、日本を抱き込み反中、中国締めつけの鉄砲玉に仕立て上げようとしている。

だから“軍創設”という日本の動きに対して見て見ぬふりをし、果ては故意に放任しているのだ。

このことから、“自衛軍”と呼ぼうが“国防軍”と呼ぼうが、自衛隊はすでに米国のグローバル軍事戦略の1つの駒に完全に成り果てているのだということがわかる」


6日読売社説批判・米中関係:

「米中戦略対話 人権で摩擦の火種を残した」、

読売、方向違い、全体像を見えない社説。

今回米中戦略対話前に突然中国人権家の米国大使館に逃げ込み、米中協調を計ろうとする米中戦略対話を壊す動きが出た。

米国の動きは迅速でキャンベル次官補を送り(野田首相訪米という意味ない儀式への出席をキャンセルし)、妥協を図り、米中戦略対話を無事進行させた。

最早、米国が東アジアで中国を最も重視し、これとの協調を計っていく、不測の事態があれば米中双方が妥協点を見つける努力をする状態になっているということだ。

読売は自衛隊が米国の先兵、傭兵鉄砲玉になることを求めているから、米中が如何に親密な関係を作っているかの姿を見たくない。

「人権で摩擦の火種を残した」ではなく、「人権問題浮上、これを切り抜け協調路線維持」だ。

米中間にはG2体制(世界を米中二超大国で協議) 志向が続く。

少なくともオバマ政権の意志。

『不愉快な現実』:

米中は手をつなぐ、同時に日本の自衛隊には中国軍事力への「鉄砲玉」にさせようとしている。

操作。

この上に石原知事が自覚無しに踊っている。

読売意識。

今、日本はどうするか真剣に考える必要がある。

宣伝で恐縮だが、その中の一提言を『不愉快な現実』を書いた。

是非読んで欲しい。

孫崎享著『不愉快な現実』講談社現代新書です

中国・情報:twitter等検閲の上、結局Beijing Newsは自己の社説謝罪にまで発展、6日WP

陳光誠事件ではtwitter等政府の検索削除の試みにもかかわらず常に報道をリード。Beijing News金曜日社説で13億の中国人民は簡単に騙せない」。

読売等解りますか?

米国:。4日WP・ Bremmer

「米国衰退の5つの神話、1:米国は最早超大国でない、2:米国経済の将来は寒々しい、3:米国政治システムは壊れている、4:米国は中国に座を譲る、5:世界は最早米国の指導力を欲していない」著者は神話としているが、どれもこれもほぼ事実。

米国は変わった