田中角栄の時には文藝春秋が

田中角栄の時には文藝春秋が「淋しき越山会の女王」、今又週刊文春で夫人のものとされる小沢糾弾の書簡掲載」  憲法・軍備・安全保障
孫崎 享氏のツイートより。

平和:日本は平和的国家だった。

でも扇動されて米をモデルに変わろうとしている。

平和的国家ランキング(2012年Global Peace Index)

NZ3,加4、日5、独15,

仏40,韓42,

米88,中国89,

イラン128,イスラエル150,北朝鮮152

一時盛んに「普通の国になろう」キャンペーン。

平和的国家ランキングで日本の前後10ヶ国づつはデンマーク、加、スイス、独等。

米国の周辺はニカラグアギニア、中国、バングラ等。

どちらのグループの方が普通の国か。

どちらのグループに属することが日本の利益か。

小沢と田中角栄

私は『戦後史の正体』(7月末発売)を書くのに田中角栄の失脚をかなり勉強したが、両者には実に多くの共通項がある。

①米国が両者の対中接近に明確な不快感を持つ。

キッシンジャーは田中の中国接近に対して“汚い裏切りどもの中で、よりによって日本人野郎がケーキ(中国)を横取りした”と怒りを爆発。(東アジア共同体等の動きについて)日本に深く関与してきた著名学者ナイは「米国が外されたと感じたら恐らく報復に出ます」、

②検察が追い落としに重要な役割。

③検察の使った手法はこれまで使用されなかった手段の利用。

田中角栄の時には嘱託尋問で証言者免責(これは日本の司法になかった手段)、小沢の時には検察審議会―多くの人の想定していない手口で追い込む

④関与した検察関係者と米国の深い繋がり

⑤追い落としへのメディアの活躍。

それに不思議に文春。

田中角栄の時には文藝春秋が「淋しき越山会の女王」と秘書佐藤昭(女性)を徹底分析。

今又週刊文春で夫人のものとされる小沢糾弾の書簡掲載。

『戦後史の正体』で見えることは、米国が好ましくない政治家を特定すると、日本の検察、マスコミ、政治家これが見事に一体的に政治家の排除に動く