流石、重光は出せなかった

「流石、重光は出せなかった。対比させちゃ、吉田をとても「戦う男」としてはとても描けない:孫崎 享氏」  憲法・軍備・安全保障
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NHK・吉田茂:第一回を見た。

終戦を描くなら、9月2日降伏署名と重光の役割は不可欠。

慰安所描く位なら降伏署名式を描く時間はある。

流石、重光は出せなかった。

対比させちゃ、吉田をとても「戦う男」としてはとても描けない。


9日読売社説:「北方領土問題でも、政府は歴史的な経緯と文書を踏まえ、粘り強く解決を模索する要あり」。

日本国民は北方領土の歴史を間違って認識している。

まずポツダム宣言で日本の主権は「本州、北海道、九州、四国を日本、その他は連合国が決めるもの」を受諾。

サンフランシスコ講和条約で日本は千島放棄。

この会議で吉田首相は「国後、択捉は南千島」と発言。

国際法的にみればこの調印と発言は重い。

別途米国はソ連に参戦してもらうために千島をソ連に与えることをしばしば約束。

一つはヤルタ協定、一つはトルーマン大統領のスターリン宛書簡。

基本的に決着している。

しかし、何故北方領土問題が持ち上がったか。

日ソ接近を懸念した米英が領土問題をはめ込む。

歯舞、色丹返還で平和条約を締結しようとした重光外務大臣に、ダレスは、締結すれば沖縄の返還を行わないと恫喝。

こうして北方領土4島返還は意図的に作られ、これに外務省、日本政府がのる。

吉田茂・戦後史の正体;岩上安身 「NHKこのタイミングで、吉田茂美化ドラマ開始。

孫崎さんの『戦後史の正体』の出版が間に合い、世に受け入れられていてよかったと思う。

同書を片手にその歴史歪曲ドラマのどこが嘘で何が割愛されているか、間違い探しは一興」。

尖閣:「日(野田)韓首脳に緊張緩和促す=竹島領有権問題で−米国務長官」。

野田首相(仮想)

「はい。了解しました。韓国との緊張は押さえて、これからは中国との緊張を高めることに専念せよというご指示ですね。従来あった棚上げ等の枠組みを壊し、中国との緊張高め在日米軍受け入れの環境整えます 」

尖閣・案内:文藝春秋一〇月号、領土問題特集。

「固有の領土を断固守れ」の論(中に「孫崎のような人物まででる。外交官教育足りない」の記載も)充満する中で「まず歴史的事実から」という私の論が入っている。

改めて日本論壇の右傾化を確認。

でも文春、何故私の論を載せたのだろう。

余りに論調違う。


尖閣;香港沈静化、日本は先鋭化。

10日東京「香港立法会選挙で尖閣諸島に8月上陸した香港の団体”保釣行動委員会”メンバー曽健成氏、落選。

尖閣諸島上陸し日本側に逮捕された後、強制送還となり、香港メディアには”英雄”として取り上げた。

曽氏は中国共産党を批判する社民連から出馬」