検察崩壊 失われた正義

「「検察崩壊 失われた正義」に関する検察関係者からの反応が続々と届く:郷原信郎氏」  検察・司法・検察審査会
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「検察崩壊 失われた正義」を謹呈した検察OBの方々から、次々と好意的な読後感想のお便りが届いています。

出向で長く政府の要職を務められていた大先輩からは、

「奇怪なようでいて、似たようなことはありふれている気がします。検察のみならず行政でも政治でも民間でも」

という意味深なコメントも。


> 検察のみならず行政でも政治でも民間でも」という意味深なコメントも。→日本沈没そのもの。

「検察崩壊 失われた正義」に関する検察関係者からの反応が続々と届く。

某事務官の話では特捜部内でも「賛否両論」とのこと、まともな特捜検事も相当数いるらしい。

某若手検事によると、同書で陸山会事件をめぐる問題の事実関係を初めて知ったという検事も多く、問題意識は急速に拡散しているとのこと

検察の将来を思う心ある若手検事の諸君には、この機会に検察を抜本改革しする機会を活かため、責任ある行動をとってもらいたい。

「『検察崩壊 失われた正義』に書かれていることについて、検察はどう答えるのですか、我々はどう認識すればよいのですか」という質問を、それぞれの上司にぶつけてほしい

補助金不正受給か 沖縄県庁を捜索』http://bit.ly/OLgDHA  この事件について興味のある方は、私のブログ≪郷原信郎が斬る≫の【環境変化への不適応」としての識名トンネル補助金不正請求事件 】 http://bit.ly/Q0C8Zq  を是非御一読

> 冤罪を生んだ検事たちに聞いてみたくてしょうがないことだ

「冤罪を生んだ検事」という言い方は疑問。

「400万企業が哭いている」の問題は、経済実態に基づく刑事事件の評価が全くできていないこと、それは「冤罪」という事件の白黒の問題とは違う。

私が言いたいのは、「冤罪」ということに問題を単純化すべきではないということ、です。

むしろ、問題なのは、訴追裁量権を持つ検察官が経済社会の実態に余りに疎く、事件の適切な評価できないこと、「400万企業」の事例はまさにそれが端的に表れた事例です。

私は、この石塚さんの本で描かれている問題は、検察捜査がふつうの市民を踏みつぶしてしまうということで、ある意味では、陸山会事件以上に極めて重大な問題だと思います。

この問題は「冤罪」ではなく、検察の経済事件の評価の重大な誤りの問題です