アメリカの超セレブ、キャロラインちゃんが日本にやってくるよ〜だ。

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル


キャロラインと聞けば洋子と答える人を除いて、ほとんど世界中のひとは、故ケネディ大統領の愛娘が葬儀の時に見せたいたいけな少女っぽい、しかし気丈な振る舞いを思い出すことだろう。(特にアメリカ人であればなおさら)

あの時世界中の涙を誘った可愛い少女も、それから半世紀たち御年55才になっている。しかし四年前エドワードを亡くしたケネディファミリーは相次ぐ呪われた悲劇とともにアメリカのレジェンドであり、かつ皇室や王室のないアメリカにとってはロイヤルファミリーでもありつづけている。50年たってもケネディ家の話題は尽きないのだ。そして、そのたった一人の「生き残り」キャロライン・ケネディは合衆国にとって「特別な」お姫様であることは間違いないのだ。

彼女はケネディ大統領と「あの」ジャクリーヌとの長女であるから当然才媛あることは言うまでもないが、「危険な」政治には近寄らず一弁護士としてまた平凡な母(長男もエリートで二枚目だが、、、)として過ごしてきた。しかしその出自から常に世間から注目され、しかたなく父の名を冠したさまざまな財団の名誉職についたりもしていたようだ。

しかし、このキャロラインを画期的に変えたのが、突然のバラクオバマへの支持であり、彼女の応援演説は一躍脚光を浴びたのであった。バラク・オバマに「父親と同じような希望を与える大統領になる素質がある!」と彼女はスピーチしたのだ。これはもちろんオバマ大統領誕生に大きく影響したといわれている。また、それと同時に知名度抜群のキャロライン演説はその時点で「スワ政界進出か」と噂されたのである。

そして今もなおオバマの次の大統領をヒラリークリントンと争うことになるかも知れないと言われてしまうほどケネディ家の影響は大きいのだ。要するに合衆国国民にとって「ケネディ」という名はそれほど「特別な」期待を瞬時に抱かせる魔法のつえのようなものであると言えよう。いまだに日米における「ケネディファン」は予想外に多い。


そしてその忘れ形見:キャロライン・ケネディが日本の大使になりそうだという。これについてはオバマの論功行賞人事であるとも言われているが菅官房長官などは早速これを大いに期待し歓迎の意を示している。

しかし、口さがない方面からは辺野古移設やTPPを薦めたいアメリカの「くノ一」であるとか、日本軽視の島流し人事なのだとか早くも諸説飛び交っているようだが、僕はこのような陰謀説に組みしようと思わない。

政治的外交的には全く未知数だが彼女は徹底したリベラリストでありフェミニストでもあるから、旧態依然と男談合社会にどっぷり使っている右翼的な男尊女卑議員とはうまくいかないであろうと思われる。穿った見方をすれば安倍晋三の「強がり」「突っ張り」を危険視しているオバマの深慮遠謀が彼女を派遣することいなったのかもしれないのだ。


いずれにしても、、、、、

下痢ぞうくんがアメリカの超セレブ=キャロラインにどう向き合うのか、反原発昭恵夫人とともに二人の「たおやかな猛女」に立ち向かうのは容易じゃないと「個人的に」感じる。

くれぐれもお腹だけは壊さないように、、、。