戦争によらずして米国にすべてを降伏してしまう。これは黙っておれません

「戦争によらずして米国にすべてを降伏してしまう。これは黙っておれません:山田正彦氏 インタビュー」  TPP/WTO/グローバリズム
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これより、2013年7月14日(日)に行われた「岩上安身による みどりの風 比例区候補・山田正彦氏 インタビュー」の報告ツイートを始めます。

山田氏「私は、少なくとも2年半、TPP(への交渉参加)をなんとか阻止してきました。『TPPを慎重に考える会』のときは、自民党から共産党までみんなまとまっていました。訪米のたびに、『TPP阻止』という署名を作って、官邸へ出していました。あのとき(=昨年11月の解散のとき)、党の執行部がTPP推進の誓約書に名前を書かなければ公認しない、と」

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山田氏「そんな(署名に)サインなどできるわけがない。それで離党しました。未来の党、生活の党、みどりの風緑の党も、なんとか参院選が終わるまでは一緒になって欲しかった。そう思って一生懸命動いた。山本太郎さんとも『一緒になろうじゃないか』と話した。生活(の党)とも水面下で話してきた。でもね…。この世界は、それぞれ自分の我を通したら駄目なんですけどね…」

岩上「自民・公明が圧勝するのではないかと言われています。維新は別働隊のようなもので、民主も(自民党と)大きく政策が合う、ということになると、ほとんど大政翼賛会のようなもの」

山田氏「本当にそうですね」

岩上「そんなときに、本当の野党――(与党と)馴れ合わない――がいるか否か大変重要」

山田氏「この選挙です。参院選後にはアベノミクスの化けの皮がはがれます」

山田氏「TPPの事前協議が始まって訪米したときに、私が『米国はTPPで日本に何を求めるのか?』と聞くと、キャンベルとマランティスからはっきりと言われました。『韓国との自由貿易協定以上のものを求める』と」

山田氏「今、韓国は実際どうなったか? 豚一頭で一万円の赤字です。豚を育てて出荷すると、一頭につき一万円ずつ赤字になる」

岩上「一万『ウォン』ですか?」

山田氏「一万『円』です」

山田氏「これは5月22日付朝日新聞に出ています。畜産は7割が廃業です。コメについても、2014年から段階的に関税を撤廃していきます。本決まりです。韓国は農業を捨てたのです」

山田氏「4月末にUSTRのカトラー代表補とお会いしたときに、『聖域6項目を確保できるのですか?』と聞くと、『コメでもセーフガードか長期的にはゼロにしてもらう』とはっきり答えました」

山田氏「私たちが訪米したときの記事をワシントンポストは報じてくれましたが、日本の新聞は一行も書きませんでした。米国やベトナムから、コメが60kg1000円〜2000円で入ってきます」

山田氏「まず畜産業がはじめにやられます。コメ農家も全滅します。もっと怖いのは、ペルーでのTPP会合で、遺伝子組み換え表示をしないというのが米国から提案され、ほぼ決定です。さらに、原産国表示もさせないと。米国の成長ホルモンをふんだんに使った食肉や乳が入ってきます」

岩上「人体にどういう影響が出るのでしょうか?」

山田氏「いろいろな説がありますが、ガンになりやすくなるというのが一番有力です。なかなかメディアや政府は認めようとしませんが、人体に害がないわけがない」

山田氏「次のマレーシア会合で話し合われると言われているのが、『インターネットの規制』です。『どうやって規制するのか?』と(ロリ・ワラックさんに)聞くと、『著作権法で規制する』と。(自分が作ったもの以外のものを)シェアや拡散することができなくなる。今回(の会合で)、仮に交渉参加しても、20日に関税の話が終わる。日本は参加できないのと一緒です」

岩上「自公が言っていること――『TPPに参加するべきだ』『聖域は守る』『攻めるべきは攻め、守るべきは守る』。これはできる?」

山田氏「できない!」

山田氏「交渉参加の事前協議の段階で、(書面を)見せてもらったが、これはミズーリ艦上での降伏文書に等しいと(思いました)」

岩上「日本は何をもってそこまで米国から脅されているのですか?」

山田氏「(TPPに)反対する政治家は、メディアや特捜によって簡単に殺すことができます」

岩上「米国にたてつく政治家は徹底的に排除され、抹殺されると」

山田氏「その通りです」

岩上「メディアや警察官僚はなぜ動かされるのですか?」

山田氏「メディアの収益の多くは広告です。例えば、電通など大手広告代理店が『こういうことを書けば広告料を絞る』と。実際に米国のCIAは外交機密上、何兆円というお金を使える。締め上げることは簡単です。特捜部はもともとGHQから生まれました。私の同期にも特捜検事・特捜部長がいますが、みんな米国で研修を受けてくるんです」

岩上「どうして米国からの締め付けが、近年急激に強くなってきたのでしょうか?」

山田氏「ひとつは広告料に頼ってきたメディアの変化もあるでしょう。それと、小沢一郎さんをはじめ、官僚社会を変えようとした動き。霞ヶ関の官僚が危機感を覚えて、さらに米国と一体となって、自分たちの住みやすい世界(天下りをする世界)に戻そうとする力が大きく動いた、としか思えません」

岩上「今後どういう社会になるのでしょうか?」

山田氏「韓国を見ればわかります。すでに国民皆保険をやめました。株式会社の医療が出てきた。韓国はすでに米国の属国になったんです。韓国はISD条項で訴えられています」

山田氏「TPPに入ると、国家主権が損なわれる。しかし、韓国の農民は抵抗しました。デモで2人死んでいます。日本はどうか? 政権交代したとたん、JAもTPP反対の声を上げなくなった。条件闘争に入ったのではないか」

山田氏「戦後最大の危機だと思います。戦争によらずして米国にすべてを降伏してしまう。これは黙っておれません。今回の参議院で、全国比例から出馬しようと決意したのは、誰か一人でも、本当のことをいって戦わなければいけないと思いましたね」

岩上「手応えはどうですか?」

山田氏「結構、みんな(農業関係、畜産関係者など)が動き出してくれました」

山田氏「TPP反対は、私一人が言い始めたことでした。大臣のとき、閣議で大喧嘩しました。それからすぐ大臣を辞めるんですが…」

岩上「大臣を辞めるのは、TPPがきっかけになっているのですか?」

山田氏「今だから言っていいでしょうが、岡田克也外務大臣が言い出したんです。仙石官房長官が『開国なくして座して死を待つつもりか』と言うんです。それが始まりです」

山田氏「(投票まで)あと一週間しかないですが、私が(TPP反対の)バッジをつけて、徹底してTPPをとめないと、日本のこれまでの文化を、まるで消しゴムで消すように消させるわけにはいかない。だから今回、命懸けて戦うと覚悟を決めて、北海道から沖縄まで(まわってきました)。ドイツが原発をやめようとしたら、スウェーデンから訴えられました」

山田氏「これは平岡秀夫さんから聞いたのですが、日本がいま原発を売り込んでいて、それで出た使用済み核燃料は売った国で引き取ることになっているらしい。日本にそれを持ち込むことになっているんです」

山田氏「TPPと脱原発は根っこが一緒なんです。米国にやらされている、踊らされているんです」

山田氏「かつて、私が民主党の執行部のある人に『なぜあなたたちはここまでTPPをやろうとするんだ?』と聞いたら、『国の安全保障のためだ』と言いました」

山田氏「本当は経済的メリットは何にもない。メディアが、安全保障の面で中国の脅威を煽り立てる。日中間の貿易量は減り、米中間の貿易量はぐんと増える。米国と中国は裏で手を取って笑いあってますよ」

山田氏「仮に日本と中国が戦争になったら、米国が守ってくれるか。安全保障のためにTPPをやるというのは理屈が成り立たない。政府は日本を米国に売っているんです。官僚も一体です」

山田氏「これから日本がどうなるのかと考えると放っておけない。今回、覚悟をして戦いますよ。是非、山田正彦にこの国の子どもたちの未来のために、戦わさせてください。今、私にバッジをつけさせてくれれば、まだ民主党の中にも自民党の中にも、TPPに反対している人がいる。そういう人たちをまとめて、一本にして、旗を私に振らせていただきたい。命を懸けてこれから戦います」

岩上「TPPに入ってから離脱することは可能ですか?」

山田氏「それは駄目です。自民党の幹部もみんなわかっています。政治家はみんな保身ですね。自分のポストだけ、そこにしがみついている。ましてや官僚はそうです」

山田氏「早ければ2年後か3年後、大きく振り子が右から左に揺り戻します。それが小選挙区制です」

岩上「法律家として、自民党憲法改正草案はどうですか?」

山田氏「私は、戦後の憲法のほうが深いと思います。思想があります。自民党の案は子どもの作文に過ぎない。とんでもないことです」

以上で報告ツイートを終わります。

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ANGUS https://twitter.com/leharuya
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