香具師の啖呵バイより酷い政府の騙し売り

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル


だいたい経済学とか政治学とかいう信憑性を口先で誤魔化すインチキ臭さは地震学とか気象学とよく似ている。過去のデータを分析して後付けの理屈なんか馬鹿でも言える。所詮当たるも八卦当たらぬも八卦、未来予測などあり得ない。

まして複雑に絡み合った自然現象の一つである人間の心理など誰も予想できるわけがない。したがってまことしやかな「推論」などというやつは怪しげな呪術か、もしくは意図的な詐欺しかない。故に「経済学的に〜」とのたまっている有識者などが一番信用ならない奴なのである。

それより自然の巧まぬ色使いに感動しているほうがよほど「有限な資源(時間も含まれる)を効率的に分配」していると思われる。したがって経済とは、偶然の綾なす花鳥風月であり、確率論の空しさよりも幽玄の確かさに心ひかれるもっとアナログで恣意的なモノであると考えるのだ。

そのなかで不安にたゆとう日本列島。


たとえば「海」である。

三島がかって「海としか名づけようのないもので辛うじて統括されながら、けっしてその名に服しない、この無名の、この豊かな絶対の無政府主義アナーキー)」と喝破したように、刹那刹那変幻自在の営みを体系づけて括りおまけに推論しようなどというのはよほど頭が悪いか、意図的に人をだますことに喜びを感じている変態であろう。

その代表に挙げられるのが頭の悪さでは人後に落ちない安倍晋三であり、日本詐欺集団の頭目(かしら)と目される黒田東彦である。そしてその最悪のこの二人の言い訳に徹して日夜努力している太鼓持ち菅義偉が特におかしい。集団就職で上京し段ボール工場で働きながら苦学してここまで上り詰めたこの男に幇間以外に他の選択肢はなかったのだろうかと思う。


というのは、、、、

今日NNN系列は「政府は、国の財政再建への取り組みを示す中期財政計画を来週、策定する方針だが、目標実現のためには、消費税増税による増収を当て込んでいることが分かった。
中期財政計画は国際公約にもなっていて、2015年度までに国と地方の政策経費の赤字を半減させる方針。このために、一般会計で約8兆円分の収支の改善が必要としており、歳出の削減と法人税などの税収増、さらに来年4月以降の消費税率引き上げによる税収増でまかなうことを見込んでいる」というニュースを「さりげなく」報じた。


さらに、、、

既述の三バカにかてて加えて麻生太郎という禁酒法時代のソフトを被ってギャングを気取る大ばか者が消費税の暫時増加案を言い出したのある。財務省の仮名を振った原稿どうり読み間違えなければいいと勘違いしている財務大臣兼副総理をいただいた日本国民の無能さ(ひょっとすると狡賢さ?)が顕著である。

「デジタルなデータを基に客観的な判断」を下すなどというたわけた話で意見をまとめているようだけれど、嘘も休み休み言ってほしいものだ。そんな正確でデジタルな判断基準なんかどこにもない。すべてただの「ヤマ勘」かもしくは利己的な「企み」に正当性を持たせようとしているだけだ。

これに騙される方も可笑しいが、マスコミがこれに「何の疑問」も持たないのも不思議である。僕が現役に頃もそんな傾向はあったが、ここまで鈍くさくはなかった。今やあまりにも豊かすぎて飽食でアタマがクルクルパーになったのかもしれない。

それとも、、、、?????。


明日がどうなるか誰も分からない。ひょっとして明日死ぬことだってありうる。むしろ蓋然性においては大地震南海トラフの大暴れ、富士山大爆発の可能性の方が大きいのである。それを「経済学的な」まことしやかな「指標」で未来を推測して判断する??バカ言ってんじゃない。


どうせ香具師の啖呵売りなら、寅さんの、、、

「焼けのやんぱち、日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たない」とか「白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い」

などという方がよっぽど気が利いてる。