本澤二郎の「日本の風景」(1467)

<石原後継・猪瀬5000万円でダウン>
 徳洲会事件捜査は、新たに大きな山を見つけ出した。石原慎太郎が突如、新党を立ち上げると同時に後継者に指名した猪瀬への5000万円献金事件の発覚である。11月22日、当然のことながら永田町に衝撃が走った。筆者は、今でも430万票の得票数を信じられないでいる。「ムサシ」が臭い。しかし、猪瀬もあえなくダウン。東京五輪暴走のツケでもあろう。福島原発放射能に蓋を懸けた嘘つき首相の方はどうか?



<思い出す5000万円念書事件>
 東京タイムズ千葉支局長時代に当時の川上知事が、選挙に絡んでの5000万円念書の発覚で知事の座をすべり落ちた。彼も当初は中央突破を図ろうと画策したが、マスコミの追及には勝てなかった。後に川上側近から「君の記事で知事を辞めることにした」と言われた、思い出の事件である。
 5000万円という数字は、知事の座を引きずり下ろす威力がある。いかに猪瀬が嘘で取り繕っても、それを信じる都民はいないだろう。ワルほど往生際がよくないが、猪瀬も同日の記者会見がそうだった。
<底なし沼の徳洲会事件>
 優遇されている医療行政を逆手にとって、ありとあらゆる手段で違法にカネを集めて、それをばらまいて新たな利権を手にする徳洲会には、ひたすらあきれるばかりである。
 東京でのさらなる拡大にも意欲を抱いていた徳田野望からは、若いころの面影は全くない。悪に染まった人間には、ブレーキというものが付いてはいないのか。昔から「嘘つきは泥棒の始まり」と言われてきたが、政治を志す者は嘘付きばかりである。
 嘘をついて消費税を大幅に上げた野田佳彦福島原発放射能は「コントロールされている」「0・3キロ内はブロックした」という大嘘で東京五輪を手にした安倍も、その典型である。 
<石原は大丈夫か>
 石原は、都知事選出馬の折「徳田から4億円を受け取った」と元側近が明かしている。4億円1回きりではないだろう。維新を立ち上げた時にも?
 「石原はカネに目が無い」との元側近証言はその通りだろう。猪瀬5000万円は石原の口利きによる、とも証言している。
 要は東京地検特捜部である。小沢事件で見せた執念を、徳洲会事件捜査にも見せつけてもらいたいものだ。
2013年11月22日23時35分記
<事情通からの送信メール>
戦後の米国の4S政策
Sex:性風俗
Screen:今はテレビ等のマスゴミ
Scandal:芸能ゴシップ
Sports:娯楽・ギャンブルの対象
に夢中にさせて、考える暇をなくして、 (米日両)国民の愚民化を計った成功の証しでしょう。 井の中の蛙、大海を知らず
・・・「右へならえ」で他人と異なることの疎外感を恐れ、
自から調べ、考えようとする労を惜しみ、
権威者の言動に左右される、
孤・個のないものたち ばかりです。
ご参考までに、 愚民と化した人たちの騙された例を挙げた面白いブログ記事です。 ”ボジョレヌーボ”のナゾ http://takedanet.com/2013/09/post_abb6.html
原発問題を度々言及されている武田邦彦ブログです。
(抜粋)
・・・ 日本人は田舎者なのか、NHKが「空気」を作ってしまうのか
・・・ 日本での震源地はNHKに代表されるマスコミで、「右へならえ」主義があるから、一つの新聞や放送局が報道すると、全局が同じことを言う。
・・・ 以上