東京都知事選、中間報告。果たして「人情紙風船」か?

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル

いささか旧聞だとは思うがこれが小泉の原点であると「信じたい」。

すなはち原発の問題は究極の科学の行き着くところであり、かつ哲学の本質的な命題を人類に鋭く問うているのである。

もちろん細川護煕小選挙区で政治の形を変え。小泉純一郎は今日の格差社会を生んだ張本人であるだろう。かれらこそ保守の先頭を走る新自由主義者であり日本のネオコンであって、僕と僕の仲間「だった」連中の敵と言っても過言でない。

しかしながら、僕は断固この「かっての敵」の味方をする。


このことが不幸にも僕の多くの同志知己を二分し、さらには対立を深め、憎悪のあまり互いを揶揄抽象するようになり、結局、自民ナンミョウ政権の変態禿男をますます有利にしている現状に深い悲しみを覚えている。残念ながら電脳マスコミコントロールの「世耕機関」の思惑通りの「反原発」分断作戦はいまのところ成功を収めているのである。「本当の敵」を反原発派は完全に見失ったのだ。

またNHK新会長は早々と「意識的な失言」をすることにより「世耕機関」の軍門に下ったことを宣言したのである。発電(東京電力)、東京都水道局、報道機関を掌握することがクーデターの基本である以上「世耕機関」のクーデター計画は着々と進行していると言わざるを得ない。

その根幹はエネルギー政策であり、オツムの弱い下痢気味の宰相を立てているいまこそ国家売却の主旨を貫徹する絶好のチャンス到来とCIAの下請け「世耕機関」は考えているはずである。

この陰謀と詐欺に対抗するにはどうすべきか。


それには反原発という旗を掲げ売国クーデター軍団を阻止する方法しかないだろう。

ところがせっかく宇都宮さんという清廉潔白な聖人が掲げた反原発の旗は、共産党という「隠れ自民党」の介入によって引き裂かれ、保守リベラル無党派層を強引に引きはがしてしまったのである。コアな一定の共産党支持者は別として、状況を把握しながらも評論家然としている比較的良質の「無党派層」は「反原発」の思いを託すところを喪失していたのである。

そこに突如出現したのが「世耕機関」の上を行く詐欺師にして啖呵バイの天才香具師であった。彼がオンカロでの経験(YouTube参)を掲げ「殿さま」を連れて花道を颯爽と登場したのである。それはわが教え子の贔屓筋から息子を人質に寝首をかかそうになった老ヤクザが仕掛ける最後の大博奕でもあった。案の定、行くところ行くところ黒山の人だかり演説会場となった新宿・渋谷や立川での熱気は物凄いものがあり、うらさびしい変態禿の演説会場とは雲泥の差を呈したのである。

ところが小泉を支持する層には弱点があるのだ。極右たもたもの桜チャンネルや自民ナンミョウのB層とは違い共産党にはついていけないが、今の体制の原発政策に大いなる不満を持っている保守リベラルを含む無党派層の最大の欠点は具体的に近くの小学校のダサい雰囲気の投票会場に足を運ばないということである。

とくに雨でも降ってたりするとなんとなく外へ出るのが億劫になりせっかくの休みを家でゴロゴロしてしまうのだ。なのに選挙速報は夜遅くまで熱心に見続けて「残念とか」「惜しかった」というのがオチなのだ。こういう層の圧倒的支持がいくら小泉細川連合に集まっても全く意味がない。それでは、、、

国民の「反原発」の声が永久に届くことはないからだ。


常に一定の反対が共産党の組織票として「反原発」に集まったところで、代々木の党勢拡大にはつながっても現実の再稼働にいささかの影響も与えない。

マスコミは「原発」の焦点隠しに必死だし、反対票を二分してすでに「世耕クーデター」は成功したかに見える。「旧体制」の元総理軍団は老骨に鞭打ち必死に抵抗を続けているが、実際の票にはなかなかつながらない。全体の票数が少なければ少ないほど連合、経営者らの組織票が際立ってくるのだ。何の利権も関係ない憂国の市民の声は消えてしまうしかないのである。

ところが、、、

この形成を逆転する情報が政治部記者の酒場での馬鹿話からすこし拡がっているようだ。連合内部での反乱と自民内部でシンジロウ派の舛添批判は以前から噂されていたが、ここにきて本当に創価学会婦人部が女の敵・舛添変態に嫌悪して票が逃げている「らしい」ということだ。当然であるが僕はこのような親父の「床屋談義」を信じない。

信じないけど稀勢の里を諦めて大半が遠藤に変わったように、「女心と秋の空」が急変することは経験的に何度も痛い目にあっているから、内心期待もしているのである。ジャーナリスト失格であるが「情」として、、、、。