エレジー「♪しのぎを忘れた閻魔は 後ろの山に捨てましょか〜」

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル

よ〜く考えてみると閻魔の仕事とはだただ漫然と地獄にいるだけでなく「うそつき」の舌を抜くことであった。先日、その候補者のN01と目される安倍晋三のこの世での所業を再び見てしまった。

やや旧聞ではあるが先週24日の国会で民主党議員の「現金給与が下がっているのではないか」という質問に答えて彼はハッキリこう述べている。

①「短時間のパートが増えたため、パート全体の年収が減った」が「(個別)パートの時給は上がっている」

②実質賃金については「地方公務員の給与を下げた。それにもかかわらず、2013年の通年では正規の労働者の賃金は上がっている」

③「民主党政権時代は賃金が下がったじゃないか」

いままでも詐欺的な答弁は日常茶飯事で、やや食傷気味であったため口の縺れた滑舌のわるい独特の喋りで耳障りが悪いためつい聞き逃しててきたけれど今回は見逃すわけにはいかない。なぜなら「これほど」明確な嘘を見逃すと閻魔大王の職務怠慢になり地獄からも追放されかねないからだ。

ちなみに、これは政府が公表しているデータである。これによると、、、

実質の賃金は

平成15年 302.1千円 (前年比▼0.2%)
平成16年 301.6千円 (前年比▼0.2%)
平成17年 302.0千円 (前年比+0.1%)
平成18年 301.8千円 (前年比▼0.1%) 自民党政権
平成19年 301.1千円 (前年比▼0.2%)
平成20年 299.1千円 (前年比▼0.7%)
平成21年 294.5千円 (前年比▼1.5%)

平成22年 296.2千円 (前年比+0.6%)
平成23年 296.8千円 (前年比+0.2%) 民主党政権
平成24年 297.7千円 (前年比+0.3%)

平成25年 295.7千円 (前年比▼0.7%) 自民党政権

明らかに言っていることと逆である。

ではもし官庁が嘘をついているのなら行政の長である政府の最高責任者はこれを訂正すべくだたちに命令すべきであるがそのような総理通達は今日までなされていない。

ということは

内閣総理大臣として安倍晋三君は国費(税金)で運営されている国会の予算委員会の場で「嘘」を言ったということだ。彼の発言後やく一週間経つがこの答弁を訂正したと言うことも寡聞にして聞いたことがない。

あの世界一醜いシンキロウなる爺さんも孫に叱られたと言っているのに、安倍晋三を叱る人間は周囲にいないのだろうか。

馬鹿だからといって済まされるのなら警察は要らない。

なぜなら安倍の経済政策の結果、、、

A.アベノミックスで上がっているのは消費者物価と禿鷹の餌代(株)だけである。

B.円安で伸びるはずの輸出は伸びず貿易収支は赤字である。

これほど明確な二つの事実はないのに、国民はまだ安倍政権の経済政策に期待してると「いう」。それにあと一か月後には消費税が上がるのだけど、その影響を最小限にするために来年度予算が年内に成立すると「いう」。いったいだれがそんなことを「いって」いるのだろう。

こんな子供だましの「うそつき」内閣の「まぶだち」たちで司法、行政、そして国営放送まで固められているのだから、国民がそういっていると「いう」ことになっている。

いかに閻魔が死後の世界で舌を抜かんと閻魔帳にこの世での「嘘」を記録しても、現世で日本がこのまま滅亡してしまうのではシャレにもならない。