2013-02-09から1日間の記事一覧

本澤二郎の「日本の風景」(1274)

<日本の致命的な課題> 日本に本当の民主主義がない。敗戦後に芽が出かかったが、ワルに刈り取られてしまった。そんな事情も知らないで、言論の自由の旗を掲げて生きてきた筆者である。さしずめセルバンテスのドンキホーテだ。小学3年の学芸会で演じたもの…

本澤二郎の「日本の風景」(1273)

<アベノミクス> 俳優大統領のレ―ガンの経済政策を、ワシントンのマスコミは「レーガノミクス」と喧伝し、それが東京やロンドン、世界各国の共通語になった。これを乱用して安倍側近がマスコミに売り込んだのだろう。アベノミクスを世界に発信するのに躍起…

メディアの劣化について

内田樹の研究室 あるフランスの媒体から去年の2月に「3/11以降の日本のメディアについて」の寄稿を依頼された。 送稿したまま忘れていたら、それをまた再掲したいというメールが来た。 何を書いたか忘れていたので、掘り出して読み返したみた。 なるほ…

陸軍というキャリアパスについて

内田樹の研究室 寺子屋ゼミでは1936年の二・二六事件と現在の「空気」の近さが話題になった。 統制派と皇道派の対立の賭け金は何だったのか? なにが蜂起した青年将校たちの「政治的正しさ」を主観的には根拠づけていたのか? 資料的なことは私は知らな…

教育について思うこと

内田樹の研究室 先週末に日教組の教育研究全国集会で基調講演をした。 何度か依頼されていたのだが、在職中は入試のハイシーズンで都合がつかず、今回はじめて登壇することになった。 日教組は現在組合員27万人、組織率30%を切るまで力を失ったが、依然…

本澤二郎の「日本の風景」(1271)

<悪夢のCIA工作?> ワシントンの産軍体制・ネオコン関係者は、現在どんな心境なのだろうか。多分、日本の改憲軍拡世論操作に自信をみなぎらせているに違いない。いまや産経・読売・日経の新聞テレビだけではないのだから。むしろ彼らが多少、気にしてい…