民主党の凋落で新しい受け皿
「民主党の凋落で新しい受け皿として橋下グループを用意していると見てよい:孫崎 享氏」 憲法・軍備・安全保障
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橋下市長:
橋下氏が国政への影響を狙う以上、同人の本質の理解が必要であるが、東京周辺の人間には極めて解りにくい。
大阪在住の識者の見解
「橋下市長の特徴は空気の読みと、素早くこれに合わせて動く点にある。
その意味では強い政治思想を軸に動くという政治家ではなかった。
しかし、世論の支持を手に入れる政治家としての資質が理解されるや、既存勢力がその抱き込みにかかり、完全に包囲。
象徴的なのは竹中平蔵氏を中心とするグループ。
新自由主義を唱え、米国と強い結び付き」
外交分野をみると北岡伸一東大教授が周りにいる。
北岡教授の属米は極めて顕著。
具体例を見て見よう。
日本外交の分岐点はイラク戦争への参加。
今から見ると、あの時、大量破壊兵器があるといっての戦争開始は全くの間違い。
当時国連は慎重。
この中彼は中央公論で
「日米安保条約を基軸とした『国連重視』へ。国連中心主義に反対。イラクは化学兵器と生物兵器を保有。国連はどうやってイラクの大量破壊兵器を破壊させるかだ」
こうしてみると、米国が内部崩壊に近い自民党から民主党(野田、前原等の松下政経塾中心)へ乗り換え、今又民主党の凋落で新しい受け皿として橋下グループを用意していると見てよい。
2003年当時、東大にも北岡教授等御用学者に厳しい批判をしていた教授も存在していた。
丁度原発がそうであるようにマスコミは無視し、我々は知らなかった。
> 山脇直司 @naoshiy 参考までにどうぞ→http://t.co/Hxyj4qSx
山脇直司東大教授の東大御用学者批判(2003年11月2日の時点で)・03年2月6日東大で、元国連大量破壊兵器主任主査官ッターの講演。
リッターは、現在のイラクに国際社会を脅かす大量破壊兵器があるという主張の無理と指摘し、根拠もなくイラク攻撃へと突き進む米国政府を厳しく追及
3月30日付の読売新聞岡崎久彦氏の「勇気ある小泉発言」を大々的に掲載。
岡崎氏が自分の正しさを裏付けるため、二人の東京大学の政治学者を指摘。
一人の東大教授(北岡教授)は「国際社会は早期の武力行使をすべきかという質問に関する私の答えは(英語ではきっぱりと)イエス。新国連安保理決議は必要かは、望ましいが不可欠ではない。武力行使を日本は支持すべきかはイエス」
と述べ、もう一人の教授は、北朝鮮問題を引き合いに出し、
「米国は大変よい世界の警察官として今まで機能。人々を説得する一番の方法は、米国の支持が北朝鮮問題に必要ならイラク情勢で米国支持必要」と断言。
三人の欠陥の明確化。
日米同盟が重要だから、どういう理不尽な行動でも米国にアメリカにたてつくなという「長いものには巻かれろ」は愛国主義者でない。
学者として、利害を超えた普遍的な理念を追求する姿勢が全くない。
御用学者と呼ばざるを得ません。
> イエスと答えたのは、北岡ではなく、田中明彦。もう一人の教授が北岡です。
訂正:八耳文之より 「イエスと答えた(「国際社会は早期の武力行使をすべきかという質問に関する私の答えは英語ではきっぱりとイエス」)のは、北岡伸一ではなく、田中明彦。もう一人の教授(米国の支持が北朝鮮問題に必要ならイラクで米国支持必要)が北岡」 が北岡です。」
「2003/3/9 毎日新聞、田中明彦・「(米国が)武力行使を覚悟しない危険は大変大。米国を支持しない危険は、日本に計りしれないほど大」。
その後の田中教授、2008年日本国際政治学会理事長。
09-11東京大学副学長、国際協力機構理事長(12年4月~)学界とは凄い世界
イラク戦争ではパウエル国務長官が大量破壊兵器があると国連で演説し、イラク戦争への空気を作った。
しかし2005年9月8日付USA紙はパウエルが
「国連演説は自分の歴史の上での汚点である。私は世界に大量破壊兵器があるといった。それは私の歴史の一部である。私には痛いことである」と述べたと報道。
では2003年イラク戦争は正しい、日本が自衛隊派遣するのは正しいと扇動した日本の学者達は反省の言葉を述べたろうか。
学者としての人生で汚点と思っているだろうか。
思っていないだろう。
何故なら、米国に追随することが国際政治学者の仕事だから。
そして日本の国際政治学界も問題にしない。
学界全体の使命が米国追随だから。
私は今日、北岡教授や田中教授の発言を紹介した。
それは一学者の問題でもなくイラク戦争だけの問題でもない。
米国関連を扱う学者、マスコミ全体の問題として今日に続いているからである