政権公約を実現する会

「「政権公約を実現する会鳩山グループ)勉強会 講師:孫崎享氏」:岩上安身氏」  その他
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孫崎さんの渾身の講演、以下、RTを連投。

7月24日11時15分より「政権公約を実現する会」 (鳩山グループ勉強会)開始。

講師:孫崎享氏。

孫崎享氏「民主党政権にはとても期待した。

しかしその期待は裏切られた。

その理由は柱であった小沢・鳩山氏が辞めさせられたのが大きい。

重要なのは、辞めさせるのは、いつも米国ではなく日本人自身」

孫崎「私は米国の圧力というものを書けるのは外務省の人間だと思っている。なぜなら肌でその圧力を感じていたから。偶然にも、今日『戦後史の正体』の発売日」


IWJでも、「戦後史の正体」を読み解く連続講演会を企画します。

孫崎「この本の『正体』がまだわからないのに、もう予約が6000部入っている。それは今この日本に非常に『アツい』層ができているということ」

孫崎「日本には自主派は意外にも少なくなかった。石橋湛山重光葵芦田均、皆さんとは見方が違うかもしれないが、岸信介など。逆に国を売り渡そうとしてきた人は...ここでは名前は言いません」

孫崎「そうした自主派の追い落とし機関が、検察だった。特捜部はGHQによる隠匿物資の摘発機関だった」

孫崎「米国は1945年9月2日、公用語を英語にすること、通貨を米軍の軍票に、米軍に対する違反は軍事裁判で処分する、という三布告を要求。つまり沖縄の状況。これを重光が撤回させ、結果外務相を辞めさせられた」

孫崎「戦後、日本政府は米軍の駐留経費として一般会計の30%を拠出していた。これを『おかしい』と指摘したのが石橋湛山蔵相。結果、GHQにより職を追われた」

孫崎「こうした自主派に対する抵抗を一番知っているのが、ここにいる鳩山氏。『最低でも県外』と総理が言ったら、外務官僚と防衛官僚は、本来身を粉にしてやるべき。しかし、全く協力しなかった」

孫崎「こうした構図は、戦後ずっと続いていること。彼ら官僚は、自主派への抵抗を、孤軍奮闘しているという意識はない。バックにもっと強い力(味方=米国)がついている、と思っている」

孫崎「安保について。1951年日本との交渉に先立つ会議で『われわれが望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を確保、これが根本問題』と指摘。これがそのまま岩国オスプレイの問題へとつながっている」

孫崎「オスプレイの問題は、とりわけ普天間の問題の根本は、沖縄県民の負担を軽減することで日米は合意している。今まで以上に、オスプレイが負担になるなら、日本はアメリカに文句が言える」

孫崎「小沢氏と田中角栄が似ているのは、今まで使わない手口を使ったこと。小沢氏に関しては検察審査会、田中氏については嘱託尋問」

孫崎「米国が好ましくないということを考えたら、日本の誰かに通達。それを行う組織ができている」

橋本勉議員「ドイツと日本の違いは」→

孫崎「冷戦があって、アメリカがソ連と戦うには日独を利用する必要があり、ドイツを認めた。ドイツは自主的な国を作ることを必死に考えた」

孫崎「一人の首相がやられても、次の首相は同じ政策を続ける。またやられても2回3回と続けて、頑張りぬく姿勢が日本にはなかった」

孫崎「先日の中国の書記官事件、スパイとしては何もないが、TPPの問題と関係している。鹿野元農相は抵抗していたが交代。次の農相は「閣僚の一員として」と発言、スパイ事件と関連する政治的問題を考えることが重要」

孫崎「今日本でどこの外国の勢力に侵食されているか。アメリカである。日本の政界官界マスコミは影響を受けている。1990年代、CIAは活動費40%を経済に。CIAは日本に対し工作するといっているようなもの」

孫崎「オスプレイについて。少なくとも海兵隊は日本の安全に何も関係ない。海兵隊自衛隊で代替できる部隊、理由がない」

孫崎「安保条約は10年経ち、通告すれば1年で破棄できるよう、岸信介は次の政治家のために盛り込んだようだ」

孫崎「日本の輸出、アメリカに大して15.5%、東アジア38.5%、中国に対する輸出のほうがアメリカより大きい。現実の状況は東アジアに移っている」

孫崎「失われた20年と呼ばれている中で、対米従属を続けている。1990年から今日まで、アメリカと一体で繁栄していない。日本の銀行は凋落、自己資本比率を大きくしなければならないというバーゼル協定による」

川内博史議員「先週金曜、鳩山氏は官邸前抗議に。政治家として当然のことだが、マスコミは情緒的・ステレオタイプな反応をしている。この国のイノベーションを遅らせており、残念」

孫崎「私が官僚をやっていた時の首相は橋本さん。総理の意向に反することはないようにしようとしていた。それが普通の官僚。残念ながら防衛省と外務省はアメリカに従属していた方が安全だと思っている」

面従服背大臣とは、私が鳩山氏にした前原氏の話。

鳩山由紀夫議員「首相だった頃の大臣が、鳩山氏には面従腹背だったと、言っていたという。反省としてある。世界の平和のために尽くすべきだと思っており、元イラン大使としてのお話を」

孫崎「イランは力で行けばかえって体制を固める。力で行けば力を強める。(イラン大使の頃の経験から)経済的な結びつきを強くして欲しいと、世界は日本に対して求めている

以上でツイートを終了します。

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