遺伝子組み換え農作物は、何の遺伝子と組み換えたかというと、昆虫や菌です:市民のためのTPP情報

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すぐになくなる危険性があるのが、遺伝子組み換え食品の表示義務について。

「安全なんだから表示はいらん」というのが米国の主張。

しかし昨日の東アジア共同体学会のシンポジウムでは東大の鈴木宣弘教授が、フランスの研究では、2年GMOコーンを食べたラットが癌になったと指摘されていた。

ちなみに、醤油や油の原料となる大豆はほとんどが輸入もの。

裏を返してみて「大豆(遺伝子組み換えでない)」と書いてないものは、遺伝子組み換え大豆が原料になってるということ。

ちなみに、大豆だけではなく世界ではナタネも遺伝子組み換えが主流。

品種名は「キャノーラ」遺伝子組み換え大豆を開発したのは、米国のモンサント社なのは有名です。

遺伝子組み換え作物が出た当初、「大豆は人間が直接食べるものではないから遺伝子組み換えでも影響はない」と主張していたが、米国では大豆は家畜の餌。

日本人みたいに豆腐や納豆で直接大豆を食べる国民とは全然話が違います。

醤油でも、一リットルの格安醤油の原料は、丸い大豆粒ではなく、油を搾った後の搾りかすを、カラメル色素とかで黒く着色しているもので、長期間発酵させて造る本来の「醤油」とは異なるようです。

裏にカラメル色素と書いてあったら、遺伝子組み換え大豆の搾りかすが原料かなと疑いましょう。

米国産の牛肉で、BSEよりよっぽど深刻なのは成長ホルモンの使用です。

EUやオーストラリア(もちろん日本も)が使用を認めていない成長ホルモンを使い、短期間で出荷できるような飼育をしています。

女児の胸が大きくなった、初潮が早まったなどの報告も米国では指摘されています。

何年も前の話ですが、成田空港付近の道路端で、輸入された遺伝子組み換えナタネが散らばって、芽が出て生えてきているという調査を農水省が発表。

入ってないはずの遺伝子組み換えナタネが成田付近で生えてたという内容でした。

ナタネはアブラナ科で、栽培国でも非常に交配しやすく管理が難しいはず。

ちなみに。

遺伝子組み換え農作物は、何の遺伝子と組み換えたかというと、昆虫や菌です。

植物×植物ではなく、自然界では全く起こり得ない組み換えを行っています。

BSEでも遺伝子組み換えでも、よく見張っていないと危険なのは「パブリックコメント」。

インターネット上に「パブリックコメント募集」と題して意見を集めて、「国民の声をちゃんと聞いた」という言い訳にしてるようにしか見えない。

その意見をどれだけ反映させる気があるのか、全く疑問。

大豆の搾りかすというと聞こえが悪いですが、世界では「大豆ミール」という国際商品で、なくなってしまった東京穀物商品取引所でも、扱われていました。

米国では、大豆は遺伝子組み換えも非遺伝子組み換えも、単なる「大豆」として流通し、全く区別されていません。

日本の消費者のニーズに合わせ、わざわざ非遺伝子組み換え大豆だけを、別に扱うのが、米国の生産者や流通業者が手間がかかって仕方ないので、「表示するな」と圧力をかけているのです。