一発芸人:お笑いタレント橋本徹の失言

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル


私見であるが僕は「昔上祐今橋本」という感があり「ああいえばジョウユウからああいえばハシシタ」という新しいキャッチフレーズが生まれそうである。弁護士の最も悪い面が突出しているがこの点同じ低知能者を対象とした詐欺師という意味でやはり弁護士、芸者、新興宗教勧誘、NHK集金人、証券会社、大道香具師などは同じ種類の職業であることを痛感した。これが犯罪化すれば「おれおれ詐欺」ということになるのだろう。

橋本の弁はゲームでしかない。彼が弁護側であれば殺人者を無罪にできる「有能な」弁護士であるが、低知能者専門の騙し屋であるから裁判官には二枚舌が簡単に届くとは思えないけれど、、、。つまり負けてばっかりのプロのボクサーがほぼ無抵抗の一般市民を殴るような振る舞いに同業者は怒っているにちがいない。やりかたが卑怯である。未練たらたらみっともない。

せめてプロでは通用しない弁護士でお笑いタレントとして生き残っていれば楽々家族を養うぐらい稼げたのに、全然向かない政治家を目指したのが失敗だったと思う。弁護士やお笑いタレントであれば攻守所をかえて器用に喋れれば賛成論も反対論も自由であり、アメリカなどはそういったやり方が授業の一環として取り入れられてい入る。

しかしこのディベートをゲームとしてやることと国益を基準にやることとの違いを橋本は分かってないらしい。いくら低能のオバサン人気を集める吉本芸人気取りであっても、選挙では受けるかもしれないが政治家になると公人であるから外交のいろはぐらいは学んでほしいものである。つまり本音らしいモノの言いかたをすれば笑い(関西のオバサン票)が取れると思っているらしい。が、今回は事後いっぱい言い訳に終始しても後のまつり「腹水分に帰らず」の典型である。素人政治家の首長のこの手の失言は猪瀬にも共通している。

いくら事後に言いつくろっても橋本の「従軍慰安婦の正当化」や猪瀬の「トルコはアラブだから好戦的」はもう覆ることはない。本人が誤解だとか真意が伝わっていないとか自己弁護をいくらしても一旦広まったイメージはもう単なる事実として独り歩きするのだ。その言質を口実に批難しようと鵜の目鷹の目で待っている韓国や中国に絶好の餌を与えるためにワザとやったとしかすくなくとも玄人はみないだろう。とくに橋本の今回の発言はもともと一発芸人の人気でしかなかった彼の政治勢力の寿命をさらに縮めてしまったようだ。

もとより政治というものは行ったことの善悪是非を問題にしているのではなく、それを言ったことでどのような変化顕れるかという科学の実験でもある。小学校の理科で二酸化マンガン過酸化水素水を加えると酸素がでると教わったが使う物質そのものの真偽善悪はここには全く関係がない。どうように慰安婦問題の真偽善悪そのものではなく政治外交ではその反応が戦後幾度となく実験されており起承転結もあきらかなのにあえて発言したのだからすくなくとも橋本が政治の小学生レベルの知識が欠如していたとはふつう想像されないであろう。

だからといって穿った見方や玄人筋の意見を言おうとは思わない。陰謀論にするにはあまりにも軽薄だからである。たぶん彼の不用意な発言であることは事後多弁を弄して誤魔化していることからでも推察できる。だからただ思ったことを言ったのかもしれない。しかし右顧左眄すればするほど詐欺師の一面が顕著になり、維新の会も消滅していくことになるだろう。

問題は世襲の老人会「立ち枯れ何とか」という党が同じ泥船にいることである。一応平沼や園田の親は戦前戦後一代を築いた政治のプロであったはずなのに、橋本一過性流行病に乗せられた爺達の耄碌で一蓮托生になりそうな雰囲気である。結局政治のそろばん勘定も見誤るとおしまいだという教訓を残したぐらいの価値しか橋本徹という男にはなかったというこであろう。酷い政治の劣化である。

できれば今回の橋本発言をとんだお笑いの一席にしておきたいものである。