PC遠隔操作事件 検察の証明予定事実に裁判長「異常な書面」(SAPIO)

「PC遠隔操作事件 検察の証明予定事実に裁判長「異常な書面」(SAPIO) 」  検察・司法・検察審査会
PC遠隔操作事件 検察の証明予定事実に裁判長「異常な書面」(SAPIO) 投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 7 月 16 日 から転載します。

SAPIO2013年8月号

「捜査終結」(産経新聞6月28日付)報道に接する限り、4人の誤認逮捕者を出したPC遠隔操作事件は収束したかに見える。しかし改めて検証すると、検察の“暴走”とそれに加担するマスメディアの問題が、この事件に凝縮していることがわかる。

 まず指摘しておかねばならないのは、捜査手法そのものの問題点だ。

 片山祐輔被告はこれまで、計10事件で起訴されている。対して片山被告は一貫して無実を主張。同被告の弁護人を務める元裁判官の木谷明氏は、「この事件は“見込み起訴”されている」と批判する。

「公判前整理手続きでは、検察官が『証明予定事実』(公判で、証拠により証明しようとする事実のこと)を書面提示し、あらかじめ証拠などを明らかにした上で裁判の争点を詰める。

 ところが5月22日に行なわれた第1回の整理手続きの書面には事件の事実関係以外、被告の関与を示す証拠も手口も、犯人性を示す主張も書かれていなかった。これでは論点整理できない。それについて検察は『捜査中』という驚くべき発言をした。捜査を尽くしてもいないのに起訴したのです」

 同じく片山被告の弁護人である佐藤博史氏によれば、書面を見た裁判長も「異常な書面」と指摘したという。

 強引な捜査はまだある。片山被告は可視化すれば取り調べに応じるとしたが、検察が拒否、取り調べは行なわれていなかった。そこで検察はある手段に出たという。

「起訴前の3月、業を煮やした検察は『弁解録取』をすると片山被告に持ちかけた。我々としても弁解録取なら応じてもいいと判断した。しかし、そこで検察官は3時間半にわたって実質的な取り調べを行なったのです。これは容疑者の権利を侵害する行為で、違法性がある」(木谷弁護士)

 また、多くの事件をバラバラに逮捕・起訴して100日以上も勾留したことも異常である。その間に強引に自白を引き出そうとしたと見られても仕方ない。多くの冤罪事件で繰り返された、精神的に追い込んで「自白」をとる危険な手法である。

 メディアはどう報じたか。象徴的なのは第1回公判前整理手続きを報じた翌23日の朝刊である。日経、読売、産経はほぼ手続き開始の事実を伝えるだけのベタ記事扱い。

 弁護側が問題視した検察の“見込み起訴”について見出しを含めて報じたのは、毎日の「公判前整理 弁護側、公訴棄却求める『犯行場所特定ない』」と東京の「検察 被告関与言及せず 公判前手続き 裁判長『異常』と指摘」という報道くらいだった。

 

コメント


01. 2013年7月16日 16:59:26 : yy7D5jhcis
特別高等検察だァ

02. 2013年7月16日 18:08:11 : c4HcAg1s2U
今後、一切検察を信用しないことに決めた。

心ある検察官もいるかも知れないがオレは今後一切全く信用しない。


03. 2013年7月16日 19:18:46 : x4VE9uWcSs
天罰の様に思う。
検察の悪行は、裏金作りに始まり、政治家でっち上げ逮捕のクーデターまでやった。
検察は、この件でかなり追い詰められるだろう。
多くの国民が真実を知れば知るほど、検察は追い詰められる。
この件を沢山の人に語って、広める事が大事。
無視すれば、厚顔無恥の検察は、先の人事と一緒で、シラっと裁判所と結託して有罪にするぞ、証拠も無い状態で。
国民が結集して、検察を裁く時。
フェースブックツイッター、新聞投稿、世間話し、何でも良いから多くの人にこの事実を伝えることが大事。

04. 2013年7月16日 19:47:57 : plsk27d8TE
>>03さん
犬察は天罰とは思っていなよ
戦前を復活させる下痢ゾウが圧勝だ
だから犬察の権威を落とした
佐久間を論功行賞で出世させた
原発再稼働を含め
国民の為には働かない
国民を支配するのだ
厄人様はやりたい放題
今 怒らず、いつ怒るのだ
自民にNO、民主もNO

05. 2013年7月16日 20:55:51 : aQq0UGoaxY
この事件は、マスコミ記者が証拠捏造に加担したことに特徴がある。
Dropboxをなりすましウィルス拡散に使ったので、裁判所は全てのアクセス記録を入手することが可能だ。
証拠捏造犯人は必ず片山祐輔氏のDropboxにアクセスしているものと考えられる。
首を洗って待っときな。