ブラック企業の社会的損失は2,7兆円に上る。まさに、国家・社会の敵である。

ブラック企業の社会的損失は2,7兆円に上る。まさに、国家・社会の敵である。:今野晴貴氏」  TPP/WTO/グローバリズム
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昨日の朝日新聞コナミの「追い出し部屋」の記事。

若者をゲーム開発者として雇い、中高年になるといじめて鬱病に追い込み、辞めさせるという。

実にひどい。

社員は、その後も鬱病に悩まされる。

まさに「ブラック企業」と呼ばれるような企業だ。


自社の利益意外に、何も考えていない。

追い出し部屋の記事を見て、「解雇規制を緩和すれば、解決するのではないか」という的外れな主張を耳にする。

よく考えて欲しい。

もともと日本では、人員調整に対し「希望退職」という慣行があり、退職金さえ払えば、退職者は募れた。

追い出し部屋は、不法に、強制的に辞めさせる「手段」なのだ

仮に、解雇規制が緩和され、「金銭解決制度」が導入されたらどうなるだろうか。

結局追い出し部屋はなくならないだろう。

「タダ」で辞めさせるために、結局いじめるに違いないのだ。

そして、この解決のためには、「いじめないほど、安い水準にすればよい」ということになる。

誰のための法律なのか?

ブラック企業の社会的損失は2,7兆円に上る。

昨日の朝日によると、働き手が鬱病や自殺などによる損失が、同額だというのだ。

まさに、国家・社会の敵である。

自社の利益だけのために、過酷労働で社員をぼろぼろにし、年を取ったらいじめて鬱病に追い込んで辞めさせる。

こんな企業は、日本には要らない