勝った途端、手のひらを返して有権者を騙した自民党政権が、言うに事欠いて「国家百年の計」だって?

「勝った途端、手のひらを返して有権者を騙した自民党政権が、言うに事欠いて「国家百年の計」だって?」  TPP/WTO/グローバリズム
笹田 惣介氏のツイートより。

「TPP交渉への参加は国家百年の計だ」と安倍晋三

総選挙で民主党は「TPP参加」を掲げ、自民党は「交渉に参加するための6条件に違反する場合はTPP参加反対」を掲げて戦ったはずだ。

勝った途端、手のひらを返して有権者を騙した自民党政権が、言うに事欠いて「国家百年の計」だって?(笑)

安倍晋三は、あまりにも日本語を知らなさすぎる…。


「国家百年の計」とは、日本が国として遠い将来まで見据えて立てた計画のことであり、少なくとも有権者の同意が必要なはずだ。

TPPに関して有権者は「交渉に参加するための6条件に違反する場合は参加反対」を公約した自民党を支持したに過ぎない。

安倍晋三は発言をすればするほど墓穴を掘る」という公式が…。

もちろん安倍晋三の不見識、無教養、何事もきちんと勉強したことがなく、取り巻きのブレーンから吹き込まれただけの耳学問だから、一知半解ですぐにボロが出るのは本人の罪だが、ペーパーを書いている官僚も酷い。

もしかして、わざと?

有識者】とジャンル分けされる人間を僕は一番信用していない。

彼らは消費税率UPに際しても壮大な茶番劇を演じた。

財務省の息が全く掛かっていないか、表だって財務省に敵対する覚悟のある人物しか反対意見を表明しないし、御用聞き言論人が財務省の主張に全面対立する意見を言うわけがないからだ。

有識者】が幅を利かす理由の一つは「〜に関しては素人だから専門家に判断して貰う」」といって投げ出す国民の意識だ。

ときに専門家は信用できない事を、人々の生活に直接関わる重要問題の判断を専門家に丸投げしてしまう事の危険性を、日本人は福島第一原発の事故を通して強烈に学習したばかりだ。

長く自分の頭で物を考えないと「考えること自体」が億劫になる。

事実の奥に潜む「本質の解釈」を他人に頼るのも同じ事。

自分の頭で考えずマスコミの解説を鵜呑みにして「洗脳されているという危機感」すら皆無。

それが多くの日本国民の偽らざる姿で「新聞・TVの解釈」を自分の頭にコピーしてるだけ。

我々は経済学が想定する「効率性・競争主義・能力主義・成長主義」といった価値へと囲い込まれてしまっている。

しかし効率性の追求とは一つの価値判断であり「効率性を犠牲にしても公平性や環境保護や安全を重視する」という価値判断も当然あり得る。

我々の生において望ましい価値とは一体何なのか?

日経8月26日「消費増税7割超が容認」と意図的に誤報

「消費税を予定どおり引き上げるべき?」と言う質問に「引き上げるべき」17%「引き上げるべきだが時期や引き上げ幅は柔軟に考えるべき」55%を合計した72%を根拠としたわけだが「消費増税、政府方針に8割が反対」というのが正解だろ?

「TPP参加、是か非か?」「消費税率倍増、是か非か?」を二大争点として今、選挙が行われたら、「TPP参加も、消費税率倍増も凍結すべき」という結果が出ることが当然のように予想される。

なぜなら、世論操作と揶揄されがちな世論調査の結果でさえ、その方向性を示しているから。