四の五の言うな!うるせーんだよ。

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル

嫌いな政治家を挙げろと言われれば真っ先に思い出すのが橋下徹である。所詮大都市での選挙はテレビタレントの人気投票であるのがアタマでは理解できていても、彼は横山ノックそのまんま東よりもっと許せない。なぜなら橋下徹はお笑い系のタレントでありながら、ほかのお笑いよりも知性があると選挙民に思わせている「詐欺」的要素が強いからである。

そのくそテレビタレントが旬を過ぎた一発屋であるのもかかわらず、まだ自分の人気を過信しているから驚きだ。

がしかし、、、今回の選挙民を嘗めきったような彼の暴挙には加勢してやってもいいと「内心」おもっている。


なぜなら


今彼は、間接民主主義を否定して疑似国民投票大阪市民の住民投票=市長選)をしようとする意図が強いからである。

大阪都構想こそが彼の命題であったので、前回の選挙では公明党と裏取引していたにも拘わらず、今回「創価に裏切られた」と感じたのでどうやら頭に血が上ったらしいが、結果的に動機が何であれ重要なことは直接住民の意思で決めようとしているところが面白く「やれやれ」という気持ちにさせるのだ。変革を求める政治家は常に直近の民意に従うと言う姿勢がいいと思うからである。この際姑息な裏読みなんか関係ない。東京での都知事選でも細川が望んでるのは原発を巡る直接の住民投票なのだから。

そして、これは保守政権にとって最も忌み嫌われる政治手法なのである。

なぜなら、民意がストレートに問われるから、困るのである。間接民主主義での議会運営テクニックやマスコミコントロールが及ばないから独裁的な政策ができないからなのだ。いま、東京と大阪で突然降って湧いた予定外の政治的な動きは「実は」それ(住民投票)を前提とした都知事選であり、市長選なのである。だから本音を言えば政権としては当分民意を問う予定がないとして強引にフリーハンドでやってきたことが危うくなる困った事態なのである。

時事は橋下の辞任をこう伝えている、、、
「市長大阪維新の会が目指していた「大阪都」構想の2015年4月の実現が難しくなったため、「市民に信を問う」との理由だが、仮に橋下氏が再選されても、同構想に関する議論が進展する保証はない。
 大阪維新の会は、大阪府議会、大阪市議会でいずれも第1会派ではあるが、過半数を占めていない。都構想の制度設計などを議論する、府議、市議らで構成する協議会も同様の状況で、市議からは、議会の構成が変わらない以上、「再任されたからといって議論が進むわけではない」との声が漏れる。
 橋下氏が、協議会での審議を打ち切る形で辞職を表明したことに対し各会派からは、怒りや戸惑いの声が上がる。民主系会派の市議は「協議会での議論を放棄することになる」と非難。公明党市議団幹部は「今まで協力してやってきたのに…」と困惑気味。自民党府議は「都構想を実現したければゆっくりやったらいい」と議論継続の必要性を強調する。
 再選を果たした場合、橋下氏は改めて各会派に協力を求めざるを得ないが、反発を招く形での辞職表明だけに、難しい対応を迫られることになりそうだ」、、、と否定的にとらえているということは、逆に政府にとって別動隊
としてあった維新の会の西の代表が反旗を翻したことによほど動揺しているのだろう。

でも考えてみれば同じ維新の東の代表慎太郎だって創価学会はもともと嫌いだし選挙地盤も異にしている。維新の会は右翼政党だが自民とは違い創価学会をそもそも快く思ってはいないのだ。

それはともかく、、、

重要な課題は本来直接住民や国民が決めるべきである。

原発エネルギー問題だって、地方自治の独立その鏑矢となるであろう大阪都構想だって、議会で邪魔するのではなく堂々と直接の民意によって是非を問えばいいのだとおもう。そしてたとえそれが自分にとって気に食わないモノであっても受け入れるしかないのである。勝てば官軍負ければ賊軍、政治とはそんなものである。

その意味でいままで政敵であった小泉純一郎だろうが軽蔑の対象だった橋下徹だろうが構わず応援したいのだ。現政権を倒すために、、、というより、、、

どんよりした不動の既得権、古く愚鈍な腐った体質、を除去するためには毒を以て毒を制することだってやるしかないのだ。無駄に肥ったシンキロウとか女性の敵禿添を壊すのなら、なんでもあり、敵の敵は味方、この際田母神と橋下に多くの票を集めようではないか。

もとより、

新自由主義の軍門に下るつもりはさらさらないが、澱んだ空気の破壊者(デストロイヤー)には左右関係なく拍手を惜しまない。もう細かい評論や、指摘など聞きたくもない。

ハッキリ言って共産党創価のお題目、空念仏は聞き飽きたのだ。出来もしないみずほちゃんの乙女の祈りに付き合っている暇はない。僕の人生の納期がもうそれほど残ってはいないのだから。