やはり長生きしたのが間違いだったようだ。

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル

jet steamが始まりツイ―ギ―がやってきた年だったと思うが、安倍晋三の大叔父さん佐藤栄作が武器輸出三原則を言い出した。またこの大叔父は非核三原則など嘘の三原則が大好きで70年安保の立役者として僕の学生時代一番印象に残っている総理大臣であった。所謂巨人大鵬焼き万博沖縄返還とてんこもりの長期政権であり、政敵が病死など次々となくなったので、そういう運命だったような気がする。

それから半世紀たらずで大甥がその原則を破ろうとしている。

確かにこの時に美濃部亮吉など革新知事が誕生し始めベトナム戦争泥沼化しはじめ学園闘争花盛りだったから平和的な仮面で二枚舌的な宣言が必要だったのだろう。しかし実態は非核三原則にしても沖縄返還にしても「裏」や「抜け道」や「二枚舌」であった。

ところが突如下痢気味の第二次大甥内閣はフリーハンドになり二枚舌など使わなくても様々な原則を撤廃できるようになった。半世紀近くたてば政治情勢も変わるもんだとため息がでる。

佐藤栄作は僕らの敵であり誤魔化して居直るタヌキおやじであったけれど、大甥の晋三は反対する学生(全共闘)などいない時代なので平気で「厳格な管理の元」事実上の武器輸出を「大手を振って」行おうとしているのだ。

しかも原発もそうだが「厳しい」チェックも「大アマな」チェックも「再稼働」すること自体にはかわりないのだから武器輸出の禁止も「裁量」次第、、、ということは事実上の解禁なのである。

このようにしてすでに「非核三原則」や「集団的自衛権行使」もノーズロでいくのだから経済発展の幻想さえ与えておけば国民は逆らわないということを祖父や大叔父から自然に学んだであろう安倍政権は「この際」何でもできるのである。

だから

「この際」何でもやってやろうというのだ。

マスコミを総動員して大手企業のベースアップを宣伝しアベノミックス成功幻想を煽っている間に粛々と「戦後民主主義」の根幹の「憲法的なるもの」を消滅させている。

これに反発すらしないで黙っている国民はすでに死んでいると言わざるを得ない。

それとも

すでに三年前終わっている日本には未練はないというのか?