♪狭いところでくよくよするな〜ちょっと世界に目を開いてみれば、、、

黄泉の国から   「岩下俊三(旧姓)のブログ」からリユーアル

学生の頃見栄を張ってパリのキオスク(日本のとはすこしちがうけど、、)でよくル・モンド紙を買ったものである。当紙の評価はそれぞれあるが、すくなくとも報道機関であるといえる。日本の新聞各紙ような政府の広報「しか」しないところとは、もはやジャーやリズムとは言えないところとは、まったく違うのだ。

それはともかく、

ル・モンド紙が示している記事の内容がさる東京都知事選の僕の寸評であるともいえる。いまごろようやく怒りが沈静化して都知事選を世界がどうみているかを渉猟する気になったのである。おかしいいねっ

まずElection d’un gouverneur de Tokyo favorable au nucleaireというヘッドラインが端的に示すように、ル・モンドは今回の都知事選を原発を巡っての東京都知事選と明確に言い切っている。

更には「〜東京都は福島原発事故回収処理をしている東京電力のメインの株主である。東電は新たなエネルギー政策の成立で今年7月の新潟県柏崎刈羽原発の再稼働を予定していたのだ。が、都知事選には細川元首相が原発に反対して立候補した。(それに)小泉元首相による細川さんへの強いサポートに危機感を抱いた政府は、(それによって)エネルギー戦略の発表を遅らせたのである。また、東京が原発反対派の砦となると恐れをなした安倍首相は、、、、

自民党公明党の組織票を駆使して舛添候補を応援。更にはNHKをはじめとするメディアは原発問題に関する報道に沈黙を守り、原発東京都知事選における争点ではなって目立たなくなった。〜」

、、、とし他にも、、、この舛添当選に応援された安倍は舛添知事誕生の翌日今全部止まっている原発を推進することにした、反原発の票総数は舛添票と変わらないのだ。(だから強引に進めるのはおかしい)、、という趣旨である。

ところが、いまや、日本はメディア機能停止で、、、

ガラパゴス化して閉じ籠ったなかで、安倍は勝利に酔い権力者の自分が憲法に優先するかのごとき独裁者気取りの発言を続け、いまや国会を見下して藤原道長の気分である。〜この世をば わが世とぞ思う 望月の欠けたることも 無しと思えば〜状態もはや同じ自民党内でも不満の声が起きているほどなのだ。

にもかかわらず世界の趨勢から完全に取り残されて「勘違い」したままであろう。この鎖国政権が殿に向かって「乱心」というまえに自分が狂ってしまっていることに気が付いていないらしい。せっかく止めた地震源のど真ん中の浜岡原発ですら再稼働をもくろんでいるようだ。常軌を逸してる!

それに、、、

党勢拡大しか頭ににない共産党は「名誉ある二位」で歓喜に包まれているらしいが、反原発どおしの相打ちで本当の敵を見失ったために、「反原発」とともに二人の元総理が危惧した無謀な戦争への途を進む安倍政権へのブレーキが利かなくなってしまっている。

ところで。。。

ソチばかりに気が行って、足元の大暴走に今頃あわててる僕もきがつかなかったが、海外の情報も国内の直接取材もせず閉じ籠って田母神になびくネトウヨどもがいつの間にか大増殖しているようである。

このブログもついにその手に侵食されてきたようだ。

まあいいか、それも運命やはり自滅しかないのかなぁ、、、、、、、、、、、、、、。